購入したばっかりのリード。
初心者はどのように使っていいのか、わからないかもしれません。

購入して開封した後にやるべきことがあります。そのリードの最初の調整方法を見ていきましょう。こうしなければならないというものではなく、ほんの一例です。

購入後の手順

まず、購入したら行う手順です。

  1. 箱から全部取り出す
  2. 水と容器を用意する
  3. 4~5㎝くらいの水位で
    すべてのリードのカット部分のみを水に浸ける
  4.  90秒ほど浸けておく
  5.  水に浸けたすべてのリードを取り出しティッシュの上に並べる
  6.  クロスで水気を拭き取る
  7.  付属のリードガードに入れる
  8.  リードの先端部分を上にして箱に入れる
  9.  箱のふたをあけて自然乾燥させる
  10.  この作業を3日間繰り返す

この作業を繰り返すことにより、リードが安定します。購入したらすぐに行うようにしましょう。何もしないでいきなり使っても満足いくことはないでしょう。リードは過剰に乾燥しているからです。適度に湿り気が出て、いい感じで震度してくれることになるでしょう。

裏側をなめらかにする

リードに適度に湿気を含ませた後には裏面をなめらかにする作業があります。リードがざらざらしている状態だと音の振動が悪くなります。そのため、ザラザラ感がなくなるまで軽く裏面を磨く手間が必要となります。

  1. 中指に裏面を上にしてリードをのせる
  2. 使い古したリードでこする
  3. ヒール側もなめらかに
  4. 指で触ってザラザラしないことを確認する
  5. リードが識別できるように記号を書く
    1~10 a~z といった感じ
  6. 4枚をローテーションして使う
    駄目になったら追加する

このように識別できる記号を書いておくと便利です。使いすぎたりリードもわかります。だめになったリードから捨てていって、一枚なくなったら新しいリードを追加するといった感じ。そうすると全体的に使いやすいリードがそろい、だめになったもの取り除くことができます。

リードの調整が必要なわけ

大半のリードは南米かフランスで作られています。上に説明したようなリードの調整が必要なわけは、外国で作られたリードは日本の気候に合わせることが目的です。

リードはケーンという植物で作られますが、日本でケーンが栽培されているわけではありません。加工されるのも海外です。大半のものは乾燥していて、日本の湿っぽい機構にはマッチしていません。

そのためある程度水分を含ませて、やわらかくしておく必要があるのです。リードを日本の気候に合わせるというのは科学的根拠はありませんが、リードは植物という生物からできているので、ある程度なじませることが必要です。科学で何でも解明できることはありません。使いやすくなれば何だっていいのです。感覚的な問題かもしれません。

乾燥しすぎたリードでは音はキンキンしすぎてしまいます。逆に水分を含みすぎると音が出なくなってしまいます。日本の気候に合ったくらいがちょうどいい水分を維持する必要があるのです。

上に紹介した冷えの調整方法は1カ月に一箱リードを使う方は1カ月ごとにやるといいです。それほど使わないという方は、購入するたびにやっておくといいでしょう。購入していきなり使ってもペラペラで使い物にならないことが多いです。だからといってリードに問題があるわけではなく、リードの調整に問題があるわけです。

初心者の方はこれに気がつかずにいい音が出ないから捨ててしまおうとか、面倒だから諦めてしまおう、となってしまったらもったいないです。このようなリードの調整方法に正解はありません。

自分なりの調整をみつけよう

上に挙げたものは一例で、これよりも良い方法を思いついたら改善することもポイントです。人によってはリードが湿っていたほうが好み。乾燥しているほうが調子がいいっていう人もいます。人によって好みがありますから、自分なりのカスタマイズ方法を編み出すことも必要になります。初心者の方なら上に紹介したリードの調整方法を行ってみて。上達すればするほど、調整法も変わるでしょう。

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