低音域と高音域がちゃんとした音が出ないと悩んでいる人。きれいな音が出ないのには原因があります。解決のポイントは息の量にあります。低音域と高音域に違いはありません。むしろ低音と高音を分けて考えるほうが、きれいな音が出なくなってしまいます。ここでは、息の量と低音域と高音域の改善についてみていきます。

高音域と低音域を区別しない

低音域が綺麗に出ないという悩み。まず低音域と高音域を区別しないで考えることです。高音域は息の量が少なくても簡単に出ます。低音域には息の量が必要になります。そのため、普段から少ない息の量で演奏していると、低音域は出ないし、高音域は薄っぺらくなってしまうことになります。

しかも高音域は簡単に音が出るために、息の量が少なくなる傾向があります。少なくて出るので怠けてしまいがちです。だから薄っぺらい音になってしまうのです。ならば、息の量の多い低音域に合わせることです。普段から息の量を多くしておけば、低音域で音は出るし、高音域が貧弱になることもありません。

高音域の悩みは音が薄っぺらい感じになるとは、甲高い音が出てしまうことです。高音域がキンキンしてしまうのは倍音成分が出すぎている証拠です。

低音域のようなモコモコした感じが高音域でも出せればいいわけです。低音域のように、サックス全体に息を通し息を充満させる意識で高音域の音を出してみましょう。

高音域と低音域をきれいに出す練習方法

高音域と低音域をきれいに出すための具体的な練習方法を紹介します。低音のソラシと高音域のソラシを繰り返していきます。この時に倍音成分に気をつけること。意識を向けてください。出したい音をイメージしながらゆっくりと吹いていきましょう。この時には影響しっかり入れてください。

低音域のソラシでも高音域のソラシも、同じように息を入れることです。高音域でも手抜きをしてはいけません。低音域と同じように息を入れましょう。高音域でたくさん息を入れるには大変に感じますが、普段から高音域でたくさん息を入れるくせがつくと、それが普通だと感じるようになり、大変ではなくなります。すぐに慣れてしまいます、

リードの厚さに気をつける

低音域をしっかり出したい時には厚いリードが有効です。リードの薄いものは高音域が出しやすいです。そのかわり薄くなればなるほど音が薄っぺらくなる傾向があります。

リードをちょくちょくを買うのはもったいないように感じますが、いろいろな厚さのリードを比べてみてください。その人によってちょうどいいリードの厚さがあります。厚いリードが向いている人もいるし、薄いリードに向いている人もいます。その人の好みや肺活量によっても変わってきます。

リードもいろいろ試すとお金がかかってしまうかもしれませんが、上達するためにもリード費用くらいの出費は覚悟しましょう。合わないリードを使っていると、さんざん練習しているのに、音が出しにくいうえに、いくら練習して改善しようとしてもうまくいかないジレンマに陥りやすいです。練習する以前の問題になってしまいます。試してみて初めてわかることなので、普段からさまざまなリードを試してみましょう。

ポイントは息の量にある

高音域でも低音域でも考え方は同じ。ある程度の息の量が必要ということです。低音域でも高音域でも区別しないで、一定の息の量を保ちましょう。低音域は普段から息の量が必要になるので、キツい低音域に合わせると高音域でもしっかりとした倍音成分が出しやすいです。息の量を多めにするのは、慣れないうちは疲れる感じもありますが、慣れてしまえば大したことはなくなります。理想の音をイメージしながら丁寧に練習していきましょう。

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