サックスという楽器は重たいイメージがありますが、はっきり言うと本当に重たいです。残念ながら重いものを軽くすることはできません。サックスを始めたいと思ってる方その重さのデメリットを知ることです。

サックスの美しさやメリットばかりを信じていても必ずデメリットはついてきます。そのデメリットまで楽しめるようにならなければ、すぐに飽きて放り投げてしまうかも。その中心的なデメリットであるサックスの重さについて、ここで見ていきます。

サックスの重さによる弊害

標準的なサックスと言われているアルトサックスでも2kg~3jgくらいの重さがあります。軽い鉄アレイを持ち上げているようなもので、体に負担がかかります。腰が痛くなったり指が痛くなったり、腱鞘炎になることもあります。

このような人は明らかに姿勢が悪かったり、キーの押し方が間違ったりしています。サックス自体が重いために適切な体の使い方ができなければ、体を壊してしまうことにもなります。呼吸法が間違っていれば背中が曲がって腰痛にもなってしまうし、キーの押し方が間違っていれば、指が痛くなり腱鞘炎にもなります。病院に行ったり薬を飲んだりして解決するものではなく、正しい姿勢で演奏しなければいけないということです。

それもこれも、適切な体の使い方を覚えなければいけません。でも、本人の感覚の問題なので、他人が手取り足取り教えても伝わりにくいです。センスのない人だと、なかなかうまくいかない傾向があります。

持ち運びが大変

アルトサックスが2kg~3kgだとされていますが、持ち運ぶときにはさらに重くなります。というのも、サックスはケースに入れるので、そのケースの重さも考慮しなければいけません。しかも、そのケースもまた重いのです。下手をするとサックス本体より重くなってしまうので、トータルで10kg以上になってしまうことも。いくら何でも大変すぎますよね。

学校に持っていくなら、教科書やノートなどの書籍類も併せてサックスを持ち運ばなければいけないことになります。毎日重たい荷物を持ち運ぶことになるでしょう。吹奏楽部は文科系と言われていますが、これだけ重い荷物を持っていれば、他の運動などしなくても済むでしょう。それくらい重くなってしまうのです。

重さで体が悪くなるのは間違いのしるし

サックスにはストラップがついています。サックスにいくら重さがあるといっても、筋肉トレーニングのように力で持ち上げるわけではなく、正しい姿勢で支えるといった感じが正しいです。この正しい姿勢ができないと体は痛んでしまいます。

2kg~3kgくらいのサックスであれば、正しい姿勢を身につければそれほど苦労なく演奏できます。バリトンサックス・テナーサックスのように、さらに重さがあれば、姿勢が悪くなれば演奏することすらできなくなります。というわけで。サックスの重さを負担に感じるという方は、姿勢が間違っていることが多いので気をつけましょう。演奏技術以前の問題で、気がつきにくいかもしれませんが、体が悪くなるようでは間違いです。

デメリットを受け入れることから始める

文化系のくせにこれだけの重さがあれば筋力トレーニングにもなります。それくらい重さのあるサックス。ケースにも重さもあるので持ち運ぶのも一苦労です。しかも姿勢が悪ければ体を悪くしてしまう可能性も高まります。

このデメリットさえクリアしてしまえば楽しめること間違いありません。たまにサックスが流行し、いいことばかりを言う人がいますが、飽きてすぐに放り投げてしまう人が多いのも事実です。それよりもデメリットを知り、それをすべて受け入れられる覚悟をもってから始めた方が長続きしますよ。

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