安物のサックスで始めるデメリット | アルトサックス初心者おすすめの上達法

「サックスを始めるのに安いものを選ぼうと思っているけど、本当にこのレベルでいいのかな……」
「アマゾンで中国製の数万円のサックスでちゃんとした練習ができるのかな……」

サックスの初心者にとって、サックスを購入するというのはもっとも大きなハードルです。できることならコストを抑えたいが、安物買いの銭失いになってしまうのではないか、という心配はつきまといます。

安物を選択すればいいのか、いきなり上級者モデルを買ったほうがいいのか、正しい答えはありませんが、その理由くらいはみておきましょう。

amazonの安物

サックスを始める方にとって選択肢としては国産のヤマハのサックス、それが少し高ければamazonも安物を選択することもできます。

数万円のサックスが使い物になるかどうかは疑問です。標準的なサックスは、ヤマハの初心者用のモデルが基準になりますが、10万～20万円と言われています。

それに比べて2万円から3万円くらいに安物で、そこまでコストを下げたら絶対に問題はあるだろ、という予想がつきます。

ちょっとしたお試しにはいいかもしれませんが、本格的に長期間にわたり練習するのはおすすめできません。

本格的にサックスであるなら以下のメーカーがおすすめです。その中でも初心者とは言わず中級者以上のモデルを選択する方法もあります。

中国製の安いものの場合それなりの音しか出ないのはサックスです。細かい部分が粗雑な作りで音の薄っぺらさは否めません。安物のサックスで練習して間違えたアンブシュアを覚えてしまったら大変。修正が難しいです。

上の3つのメーカーは細かい作りがしっかりしていて音は安定しています。正しい演奏を身につけることができます。

おすすめはヤマハの初心者モデルを購入し、そのあとで技術がしっかりしてくれば上級者モデルに変更することです。変なくせがつかないし、合わなくて辞める場合にもそれほど出費にはなりません。

ヤマハに有名な初心者モデルとして、YAS-62があります。20～30万円ほどの価格はしますが、初心者から上級者まで長期にわたって使うことができる安定しているモデルです。

小学生の時に購入すれば高校生くらいまでは十分使えるでしょう。それくらいの年齢になってから上級者モデルに切り替えるといいでしょう。

最初から上級モデルを買う人もいます。初めから高いものを買わせようとする商売人の手口のようにもみえますが、技術が上がってくれば必ず買い換える時期は来ます。

初めから上級モデルを使っていれば買い換える必要はありません。初めのうちはお金を使わないで済ませようとする方法もありますが、本気でやるんだったらいきなり上級モデルを買っても問題はありません。

これはよっぽど練習する予定のある人の意見になります。軽い気持ちでやってみたい、飽きっぽいタイプの性格の方は、できるだけコストを抑えたほうがいいでしょう。

一流のブランドで安く購入する方法としては中古のものがあります。中古といっても結構高いですが、それでも使い物には十分になります。

楽器店で販売されているものはきちんとメンテナンスがされています。どうしてもコストを下げたい人にはおすすめです。楽器店やネットの価格もよく調べてみてください。

安く始めたいけど安いとどうしてもクオリティーの問題は避けて通れません。だからといって、スタンダードなモデルになると15万円以上は当たり前の世界です。やってみたいけどお金をかけたくない、そのせめぎ合いでなかなか踏み出せないのがサックスなのです。