アルトサックスを始めようと思っている。
すでにサックスをやっている。

その割には、意外と楽器の事って知りませんよね。サックスって一体何なのでしょうか。これを機会に冷静に分析してみると面白いかもしれません。話のネタや教養、うんちくになるかもしれません。ここでネタにしておけるように知識を整理しておくと他で披露することができるでしょう。

サックスの正式名称

サックスは正式にはサクソフォン、もしくはサクソフォーンといいます。金属製の木管楽器であり、サックスというのは単なる愛称というわけ。あだ名ということです。サックス自体は正式名称ではありません。サクソフォンやサクソフォーンという人は正式名称で話していると思っていいでしょう。そういう人は真面目な性格をしています。

サックス自体は1840年代に作り出されたといわれています。考案したのはアドルフ・サックスという人物。サックスを生み出した本人の名前からサクソフォンという名前が付けられたのも推測できますよね。サックスが生み出されたことには背景があります。ただ単に理由もなく生まれたわけではありません。

木管楽器と金管楽器

もともとサックスは木管楽器と金管楽器の橋渡しをするために生まれたといわれています。サクソホンの定義をご覧ください。金属製の木管楽器と言われています。金属のくせして木管楽器というわけ。

少し矛盾しているように見えてしまうかもしれません。サックスはその構造上、真鍮で作られています。それにもかかわらず木管楽器に分類されているのは不思議なことです。

木管楽器には運動性能の高さというのがメリットとして挙げられます。その一方で金管楽器にはダイナミックレンジというメリットがあります。この二つのいいところを兼ね備えているのがサックスだといってもいいでしょう。

そしてその使い方もシンプル。縦笛のように演奏すればいいだけ。ここまで単純に、しかも上に挙げたようなメリットを享受できるのですから、人気が出るのもうなずけますよね。

そしてその用途まさまざま。クラシック音楽はもちろん、ポップスやジャズでも使われます。ビッグバンドでも必要とされるのがサックスです。上に紹介したような木管楽器と金管楽器の中間に位置しますので、どのようなタイプの音楽でも合ってしまうのがサックスのいいところ。

四種類のサックス

そのサックスも最もメジャーなアルトサックスのほかに、ソプラノやテナーやバリトンなど、複数の種類があるのは注目です。この4種類のサックスを使用したアルトフォン四重奏というものもあります。サクソフォン四重奏だけのオーケストラというのもあります。

サックス自体は様々な種類や形のものもありますが、サックスと呼ばれる場合には一般的にはアルトサックスを指します。常識的にはアルトサックスのことをサックスと呼んでいるというわけ。初心者は少し勉強しないとわからないことですよね。

上に紹介したようにサックスにテナーサックス、バリトンサックス、アルトサックス、ソプラノサックスの4種類があります。クラシック音楽では、アルトサックスが最もよく使われます。ジャズやポピュラーではアルトとテナーサックスが好んで使われます。それぞれの音楽で、その特徴を最大限に生かせるというわけです。

サックスの基本的な内容を見てきました。サックスの大体の内容を知っておくと直接の演奏に役に立つというわけではありませんが、何だか楽しい気分になってくるでしょう。サックスにあっても特徴があり、木管楽器と金管楽器のメリットを組み合わせたものというのが注目です。

1840年に作られたものなのに、今でもメジャーな楽器として使われているのは注目すべきところ。これからサックスをはじめたいという人や使っている人も、その特徴を知ってさらに楽しんでみてください。

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