「アルトサックスを初たのはいいけど、どんなテクニックがあるのかよくわからないし、教えてくれる人もいない、どうやって練習すればいいのかもさっぱりわからない・・・」
このような悩みがあるのは当然のこと。誰でも他人からレッスンを受けられる立場にいる、というわけでもないのですから。ほとんどの人が初心者なのです。でも大丈夫。基本事項から一つ一つ地道に覚えましょう。
今回はアルトサックスのタンギングテクニックをみていきます。いったい『タンギング』とは何なのでしょうか。初心者の方は、タンギングテクニックがどんなものか、アルトサックスへどのような役割を果たし、どのような練習方法があるのか。その基本事項を確認してください。
タンギングって何?
舌のことを英語で”tongue” (タン)と言いますよね。この舌の動きをアルトサックスでは『タンギング』といっています。舌を使って1音1音をはっきりとした音にするテクニック。
タンギングをする時には、アンブシュアが絶対にぶれないようにすること。これがうまくタンギングをするコツです。
そうやり方の第1段階は、舌をリードにあてて息を止めます。”tu”と発音してリードから舌を離れさせます。この瞬間、流れを止められた息がマウスピースの中に入り込み、リードが振動して音が出ます。これがタンギングの具体的な方法です。
タンギングで注意するポイント
注意するポイントがあります。口の端から力が漏れないようにしてください。そして唇を楽にしましょう。唇に力が入っているとタンギングもうまくできません。
間違いのタンギング
舌を動かしながら息を吹き込むのは間違いです。まず初めに、リードに舌をつけておいてからタンギングはスタートするものです。この間違いを犯さないように気をつけてください。
タンギング練習方法
そして練習方法は”tu”と同じ感覚でやり続けます。タンギングをうまくするコツは、一音一音に息を入れてはいけないということ。息を持続させながら、舌だけを連続で動かす必要があります。舌を無理なく、素早く動かせるようになるまで練習することが必要です。
練習しないとうまくできない
タンギングはとにかく練習するしか方法がありません。舌を動かすにも筋肉が必要です。普段から舌をよく動かしていなければ、リズミカルで、かつ、なめらかなタンギングはできません。
初めはうまくできないかもしれません。でも焦らないでください。それは当然です。初めからうまくできる人がいたら誰も苦労はしません。ぎこちないタンギングになってしまったり、うまくリズムが取れなかったりするかもしれません。それでも、がっかりしないでください。
練習をすればうまくなります。舌の筋肉も自然とつくようになってきて、いつの間にか、始めの頃よりも、滑らかなタンギングができるようになっています。人間というのはやればやるほど体が覚えてくれます。
そしていつの間にか自然な動きになってくれます。そうなるまで、タンギングの練習あるのみです。ネガティブにならず、だからといって、真面目になりすぎず、楽しみながら続けましょう。自分の技術が少しでも上がっていることを確認しながら、ゆっくりとやっていきましょう。
タンギングができるとリズム良く演奏することができます。ぜひとも覚えておきたいテクニックですよね。ここでも大事なことは力を抜くこと。そして一音一音、息を入れるのではなく、息を持続させながら舌だけを動かすこと。初めはうまくできないかもしれませんが、自分の力を信じてください。練習すれば体が覚えてくれます。地道にタンギングを練習して、マスターしてみてくださいね。
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