サックスの練習は派手なものではありません。ライブやコンサートで演奏している人を見ると、派手な楽器のように思ってしまいがちです。しかし練習自体はいたって地味。ここで紹介するのは、練習の際の注意点です。
ロングトーンやタンギング、スケール練習など地道なものばかりです。練習する場合には、ただ漫然と練習をこなすという意識を捨てましょう。目的を持ち、注意すべき点を意識しながら行いましょう。でなければ練習しても意味がありません。
ロングトーン
ロングトーンを練習する際は、出だしの音に注意をすること。音の出し方に意識を貼ってください。楽譜を見て、確認した音の高さと指の動きを一致させましょう。そして自分の出している音を集中して聴いてください。
タンギング
タンギングの場合も同様に、自分の出している音を注意して聞いてください。タンギングすることばかりに気をとらわれないことがコツ。音をまっすぐに出すことに注意をしましょう。
タンギングとロングトーンをミックス
自分の出している事をよく聞きながらタンギングとロングトーンを組み合わせましょう。教則本や教則DVDについている素材を題材にして練習してみてください。ビブラートをかけないまっすぐな音が基本です。その次には、4分音符・8分音符・16分音符すべてで練習を行ってください。
オクターブ練習
オクターブの練習はベルの先で音が出せるようにすること。低い音をよく聞いて、高い音にスラーでうつること。低い音だけでも高い音だけでもできるようにしましょう。
この際に音程をとることばかりに気を取られて、アンブシュアを崩さないようにしてください。そして指や肩に力を入れないようにしましょう。常にリラックスした姿勢でいる必要があります。力の入らない自然な姿勢で演奏することによって、美しい音は出てきます。
高い音になればなるほど力が入りやすいですが、できるだけ力を抜いて演奏できるように、力を抜くように練習してください。
自分でメロディーを作って楽しむ
基本的な練習が身についてくると、楽譜通りではなく、自由に演奏することも楽しんでみましょう。自由に演奏すると楽しさを増してくるでしょう。自分なりのメロディーを勝手に作って演奏してみてください。練習を楽しみながらやらないと面白くありませんからね。
スケール練習
スケール練習の注意点は指だけ動かす練習にならないようにしましょう。頭の中で音の高さを歌いながら、指を動かしてみてください息継ぎに関しては2小節単位を目安に行いましょう。
そして1音1音がはっきり出せるように演奏してください。スケール練習も指に力を入れず、リラックスした姿勢で演奏しましょう。
との練習でもサックスの音をよく聞いて、自分の出してる音を味わうように楽しく練習してみてくださいね。つまらない練習をしていたら、つまらない演奏になってしまいます。そして演奏している本人も、義務感で演奏していれば辛いのは当たり前です。練習していると練習をこなすだけになってしまいがちですが、サックスを楽しみながらやること忘れないでください。
地道だけど楽しもう
基本的な練習の注意点を確認してみました。ロングトーンやタンギング総合練習やスケール練習など、かなりやっていることは地味です。
つまらなく感じてしまうかもしれませんが、練習のポイントは自分の出してる音を聞きながら、楽しみながら行うこと。教則DVDや教則本を手本にして、練習をしてみてください。
そして自分なりに自由に演奏することも大事。自作のメロディーを作り出して、吹いてみるのも楽しいです。地道な練習にもめげないで、楽しみながらサックスをマスターしてくださいね。
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