「アルトサックスの練習をしようと思っているんだけど、どんな方法があるのかよくわからない」
「具体的な方法は知っているけど感覚もつかみにくい・・・」

このような方は、これから説明する『ロングトーン』の基礎知識を確認してください。何事も基本練習が大事、ということが痛いほどわかるでしょう。アルトサックスの実力は、ロングトーンの実力に比例するとまで言われます。

それではこのロングトーンや、その練習方法はいったいどのようなものになっているのか。確認をしてみましょう。

アルトサックス上達の基本がロングトーン

スポーツをするにも足腰が鍛えられていなければ、バスケットボールでもサッカーでも野球でもラグビーでも活躍することはできません。それと同じで、アルトサックスでも基礎体力というものが必要です。それがロングトーンです。

ロングトーンとは、同じ強さ、同じ大きさで音が揺れないようにまっすぐと、息をすべて吐ききるようにして行います。これができるようになると、アルトサックスの技量もどんどん上がっていきます。ロングトーンの練習は欠かさないで行ってください。

ロングトーンを練習するとこんなにいいことがある

ロングトーンをすることによって音の大きさ、広がりも出ます。音色も良くなります。長時間のプレイも可能になります。基礎体力と言われるだけあって、アルトサックスのすべての能力に影響を与えるのがロングトーン。ものすごく大事な練習です。

ロングトーンの具体的な方法

ロングトーンは一定の音を決めて行います。そして基本になることを決めなければいけません。どの音階にすればいいのか迷ってしまうかもしれませんが、気楽に考えましょう。自分の最も出しやすい音をロングトーンの音に決めてください。

そしてその決めた音階でロングトーンを行った後、下の音階に向かって1音ずつ丁寧に息を吐ききってください。これをひたすら繰り返すのがロングトーンの練習方法です。

マウスピースを使ったロングトーンの練習方法のコツ

マウスピースだけを使ってロングトーンの練習をするという方法があります。上手い人になるとマウスピースだけを使って簡単な曲を演奏することができたりしてしまいます。

もともとマウスピースだけで吹く方法は、自分の口の形の確認、つまりアンブシュアの確認のために行われるものです。アンブシュアが崩れないように、マウスピースをちょうどいい力具合でかんでください。この際に、口元を締めすぎたり、力を入れすぎたりしないように、ちょうどいい力加減を学ぶことが大事です。

それに加えて鏡でアンブシュアの確認をするといいでしょう。アンブシュアの形から正しいロングトーンが生まれるとまで言われます。ロングトーンとアンブシュアはセットで考えましょう。

そして、マウスピースだけを使ってロングトーンの目的を意識します。同じ強さで、同じ大きさで、音が揺れないように意識してマウスピースを吹いてください。まっすぐに音が出せるようになるまで頑張りましょう。

ネックとマウスピースだけを使ったロングトーン練習

もう一つの方法はネックとマウスピースだけを使ってアルトサックスを吹く方法。この方法でロングトーンを行うと、初めは不安定な音になってしまいますが、それでいいのです。そして不安定な音が出ないようになるまで、そして、まっすぐな音が出せるようになるまで、練習を繰り返します。

ロングトーンはアルトサックスの基本事項。スポーツにおける基礎体力。そのため普段から時間さえあればロングトーンの練習をしましょう。なかなか時間も場所も取れないという人は、マウスピースだけ、あるいはネックとマウスピースだけを使って、ロングトーンの練習をしてみてください。その要点は、まっすぐに、同じ大きさで、揺れないように音を出すこと。ロングトーンの練習をする際には、このポイントを意識してみてください。

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