アルトサックスを始めてみようと思っている方。まず基本的な知識を身につけておきましょう。直接、上達に関係するわけではありません。

それでも、基本的な事項を押さえておくことで、コツがつかみやすかったり、他人から教わったりした時に、わかりやすくなることは間違いありません。アルトサックスの口につける部分『リード』について具体的にみていきましょう。

アルトサックスは木管楽器

アルトサックスって木管楽器ということはご存じでしたでしょうか。金属部分が目立ってしまうので、木管楽器のイメージはないかもしれません。

そしてこの木管楽器の主役になるのが『リード』。マウスピースに取り付ける平たい板のようなもの。マウスピースの下の部分に取り付けて、口でくわえます。

リードのセッティングがうまくいかなければ、思った通りに音も出せないし、満足することもできないでしょう。アルトサックスで最も大事な部分かつ超基本事項がリードだと思っていいでしょう。

リードのセッティング方法

リードをまず口に含んでください。軽く湿り気を与えます。セッティングする場合にはマウスピースからリードがはみ出ないようにしてください。そして、留め金はあまりきつく締めないように注意をしてください。

リードを選びはひとそれぞれ

アルトサックスの中心部分のリード。サックスを購入すればセットでついてきます。自分の好みに合わせて購入することもできます。

初心者の方は薄めのリードを購入するといいでしょう。規格でいうとミディアムソフトと呼ばれるものです。2 1/2というものです。

このリード選びは、これが最高というものがないので大変です。その人に合ったものは、自分で探し当てるしかありません。

1箱に入っているものを購入したら、一通り吹いてみて最も使いやすいと感じたものがいいでしょう。この点、フィーリングが大事になってきます。直感を大事にしてください。

人によって口の形も異なり、歯並び、あごの形も違います。そのため慎重にリード選びを行ってください。他人の評価もあまりあてになりません。

その吹きやすさの基準は、音がムラなく出せること。そして自分のイメージに合った音が出せることの二点です。

リードの厚さについて

リードの選び方は1~5段階にまでわかれています。数字が増えるに従ってリードが厚くなります。リードは、薄い方が吹くのは楽で、厚いリードの場合は吹くのが少し大変になります。その人の肺活量などの問題がありますが、初心者の方は2 1/2というもの選ぶといいでしょう。

リードのカスタマイズ

リードを購入した時に自分の好みにカスタマイズすることもできます。そのやり方は紙やすりサンドペーパーを使うことです。リードの裏面を軽く削ります。そしてリードの凹凸をなくします。

どうして削るのかというと、音の伝達をよくするため。そしてより良い音を出すこと。これが調整の目的です。削るときにはリードを傷付けないように気をつけてください。

リードを削る際には平らな場所で行いましょう。でなければ凸凹ができてしまいます。はじめは面倒かもしれませんが、こまめに調整をすることで、削るのもうまくなってきます。何事も挑戦してみることが大事です。

いかがでしたでしょうか。リードを中心にしたアルトサックスの基本事項を見てきました。アルトサックスは木管楽器で、中心になるのがリードです。選び方は自分の直感に従うしかありません。といっても、初めから最適なものが見つからないでしょうから、付属しているものを使うといいでしょう。

それからだんだん自分の好みの音を出すために、リードの調整を自分で行ってみると良いでしょう。調整一つで自分の感覚が試されます。デジタル社会だからこそ、自分の感覚を大事にするアルトサックスを試す価値は十分にあります。

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