アルトサックス奏者ならばきっと共感できる!?
数ある楽器の中でも比較的知名度の高いサックス。その中でも「サックスといえば」思い浮かべてもらえる代表格がアルトサックスでしょう。
そんなアルトサックス奏者ならば共感できるような「アルトサックスあるある」をご紹介していきます。
1.ケースを閉じてから気付く「あっ!ストラップ・・・!」
これはアルト奏者のみならずかもしれませんが、サックス奏者ならば誰もが一度はやった事があるでしょう。
そう、ストラップを首から外さずに楽器を片付けてケースの蓋まで閉じてしまうのです。
閉じてすぐに気付けば良いですが、そのまま電車なんて乗ってしまった日には恥ずかしくて穴を掘ってでも入りたくなりますよね。
2.ネックからスワブが抜けなくなる絶望
アルトサックスのネックは意外と細いので、何も考えずにスワブを突っ込んで掃除しようとすると、管の中に詰まる事があります。
これはアルトならではの「あるある」に間違いありません!
ソプラノは管が真っ直ぐで、スワブも小さいのでスッと通りますし、テナーやバリトンなどは管が大きいので全く問題ありません。
アルトサックス奏者ならばヒヤッとした事がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
3.ソプラノサックスだと思われている
音楽に疎い素人さんにとってのサックスのイメージは、あのフォルム。
ソプラノサックスのような「真っ直ぐ」フォルムはサックスと認めていただけません。
ゆえに、「あの形」で最も小さいアルトサックスが、彼らにとってのソプラノサックスに…!
メロディーを担う事が多いのも、一因かもしれません。
4.グッズの誘惑が多い
その美しい形から、音楽雑貨によく使われるのがアルトサックス。
弦楽器を代表するヴァイオリン、金管を代表するホルン、鍵盤打楽器を代表するグランドピアノと並び、木管楽器を代表するかのごとく、アルトサックスをモチーフにしたグッズが市場に出回っています。
その誘惑たるや!ついついお財布の紐を解きたくなってしまうのがアルトサックス吹きたちの悩みの種なのです。
5.オーケストラは得体の知れない恐怖の巣窟だと思っている
20世紀以降のクラシック音楽では、吹奏楽ではない、いわゆる普通のオーケストラの中にアルトサックスを起用した作品がいくつかあります。
代表的なものは「アルルの女(ビゼー)」や「展覧会の絵(ムソルグスキー)」などです。
通常オーケストラに登場しないサックスは、こういった曲をやるオーケストラに賛助出演という「お手伝い」で参加する事が一般的です。
慣れない音楽と、知らない人々と、妙に目立つ居心地の悪さから、借りてきた猫のように萎縮するアルトサックス奏者も多いとか…!?
6.ジャズ吹きとクラシック吹きの静かなライバル感
ジャズ界でもクラシック界でも大活躍のアルトサックス。奏者人口も最も多く、特にアマチュア奏者は各サックスの中でも群を抜いています。
よく「私はジャズ吹きだから~」と言ったりする人がいますが、実はジャズ吹きさんはクラシック奏法に憧れ、逆にクラシック吹きさんはジャズ吹きさんのように自由にかっこよく吹きたいと思っている人が多いらしいのです。
しかし、吹き方は「クセ」なので、どちらも自由に吹き分けられる人は稀。となってくると自分に無いものが羨ましく思えるらしく、心の中では憧れながらも、なんとなく悔しいので負けん気を張る傾向にあるんだとか。
7.吹奏楽の1stと2ndの違いが地味に大きい
同じ楽器で、どちらもメロディーを担う事が多いアルトサックスですが、吹奏楽曲の中で1stと2ndの役割、特に音域は結構違います。
ご存知の通り1stは高音域、2ndは低音域になり、オクターヴでハモる事もあるので、吹いている感覚も大分違うのです。
どちらが好きかはその人の好みによりますが、このように幅広く活躍できる様を見るとアルトサックスの音域の広さを実感できますね。
2番だけは本当にお気をつけて!
いかがでしたでしょうか。「あるある!」と頷いていただけましたか?
最後にご忠告ですが、2番の「スワブ詰まり」だけは本当にお気をつけ下さいね!!
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