「アルトサックスの初心者なんだけど、どうやって吹いていいのかわからない」
「教えてくれる人もいないし、自力で上達できるのかどうか心配」
「学生時代の頃に楽器を触ったきりで何もわからない。手入れをするのかどうかも知らない。こんな私でもサックスができるのかしら・・・」
アルトサックスを趣味的に始めた人には、このような心配もあるでしょう。大丈夫です。基本事項を押さえて、あとは練習あるのみです。ということで、基本事項を確認しておきましょう。今回はアルトサックスを吹く姿勢と手入れについて解説します。
力を抜いて立つこと
まずアルトサックスをストラップを使って持って立ちます。そして、基本的には全身を脱力させます。リラックス状態で吹くのが好ましいです。
この時にストラップに頼りすぎて、首に負担をかけすぎないことが重要です。吹いてるときに首が痛くなってきたり、違和感を感じたりする時には首に力がかかりすぎです。
好きなスタイルを選ぶこと
そして、右手でしっかりと楽器を支えてください。そして口元に持ってきます。構え方は正面向き・斜め向き・左斜め向きと人によって異なりますので好きなスタイルを選んでください。自分で無理のないスタイルを選んでください。人によってスタイルは異なりますので、お好みの姿勢をとりましょう。
猫背にならないように注意
注意するのは猫背にならないこと。リラックスしてはいますが、前に傾きすぎないように気をつけましょう。おへそのあたりに『丹田(たんでん)』というツボがありますが、この場所を意識しながら直立すると上半身も姿勢が良くなるうえに、リラックスすることができます。丹田の意識を忘れないでください。
力を抜いてキーを押す
アルトサックスのキーを押す際には、力を入れないことが大切。力を入れないでキーを押してください。指に力を入れようとすると、体全体に力が入ってしまい、姿勢も悪くなってしまいます。そのため指もリラックスさせておきましょう。
そして肩の力をぬいて構えることが大切。力が入ってしまうと不自然な体勢になります。鏡を見ながらでもいいですから自然な体勢になっているかどうかを確認してください。
ストラップを使うという方法
ストラップを使うという方法にメリットがあります。両肩でアルトサックスをすることができるので、さらに自然な状態で立つことができます。それだけではありません。楽器の響きを体中に伝えることができるので、さらに自分のイメージする音を出すことができます。少し上達してきた方は、ストラップを使ってみると更に音が良くなるかもしれません。
練習後の手入れ
そして、アルトサックスの練習後は、楽器の手入れを怠らないでください。手の汗がついてしまったり、唾液の水気がついています。よくふき取ってください。放置しておくと、においがついて練習したくなくなるばかりか、楽器をだめにしてしまいます。楽器の手入れは練習後に必ず行いましょう。
予備のリードの準備とマウスピース・サックス本体の手入れ
そしてマウスピースにつけるリードも何枚か準備しておいてください。自分が最も使えると思ったものを数枚準備しておくと、トラブルがあった時にも便利です。マウスピースやサックス本体も清潔にしておきましょう。
いかがでしたでしょうか。今回紹介したのはアルトサックスを吹くときの姿勢と、手入れについてでした。趣味でアルトサックスを吹く人は、教えてくれる人もなかなかいません。でも大丈夫です。基本的な事項を押さえておけば後は練習するだけですから、気後れすることはありません。アルトサックスの構造と、演奏するときの姿勢、演奏後の楽器の手入れさえしっかりできるようになれば、あとは安心してアルトサックスを楽しむことができます。
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