リード選びに悩んだら定番のブランドを選べは失敗はありません。
その中で外せないのがRICO(リコ)。老舗で定番のリードブランド。初心者で迷った時にはこのブランドで間違いありません。
リードの老舗RICO
1928年に設立されたブランド。アメリカで始まりました。ディズニーのクラリネット奏者であったフランク・ミシェルが創設者です。留学先のアメリカから叔父のジョセフ・リコに良質なリードを頼みました。
フランスで送ってもらおうと思いましたが、次第にリードが送れる状態ではなくなりました。仕方がないので大量のケーンを使って自分で作ることにしたのです。それがRICOのブランドの始まりです。叔父のジョセフから始まったと言ってもいいです。叔父の名前がブランド名になっています。
RICO(通称:赤箱)
最もスタンダードなリード赤箱と呼ばれています。アンファイルドカットが特徴です。振動させやすく、多くの人に親しまれています。初心者からプロのミュージシャンまで対応しています。
RICO Royal(リコ・ローヤル)
赤箱に伝統的なフレンチファイルドカットを施したものです。音のコントロールがしやすく、幅広い音域に対応しています。はっきりとした音を出すことができます。赤箱の上位モデルです。
La Voz(ラ・ヴォーズ)
デザインは赤箱に近いです。アンファイルドカットて輪郭とブランクが細身になっています。力強く柔軟性があるのがポイント。パワフルな音が出ます。ジャズミュージシャンにはおすすめのリードです。
Reserve(リザルブ)
もっとも革新的なRICOのリードだといわれています。細めのクランクに緩やかな先端になっています。音のコントロールのしやすさに柔軟性が加わっています。アルトサックスにはReserve classic(リザルブ・クラシック)があります。
Frederick L.Hemke(フレデリック・ヘムケ)
ファイルドカットで先端が遅めになっています。バンプが短くレスポンスがいいです。ジャズとクラシックの両方に対応しています。ジャンルを選びません。
Jazz Select(ジャズ・セレクト)
RICOのジャズリードの中で最も太いブランクが使用されています。カットは伝統的なRICOのスタイル。暗めの音が特徴です。ファイルドカット・アンファイルドカットの両モデルがあります。
他のリードは1/2刻みでリードの硬さが決まっていますが、このリードは3段階になっています。演奏者が好みの固さを選ぶことができます。
Grand Concert Select(グランドコンサートセレクト)
ファイルドカットが特徴です。カット部分が長めになっています。ショルダー部分にはコシがあります。伝統的に少し厚めになっています。
リードの形状には2種類あります。ファイルドカットとアンファイルドカットの2種類。カットの仕方が違うのは見た目だけではありません。振動の仕方が異なるので、音色や吹き心地に影響を与えます。振動する面積が異なっているので音色が違うわけです。
RICOのブランドは形状以外にも選択肢があります。伝統的でオールマイティーな加工をはじめとして、ジャズ・クラシック、硬め・やわらかめなどサックスプレーヤーの好みに合わせることができます。初心者の方でリード選びに迷ったらRICOの赤箱を選んで間違いはないでしょう。
プランテーションで大規模に
RICOのリードはプランテーションで大規模に作られています。以前はフランスで作られていましたが、南米に移動したそうです。材料となる野生の件が取れなくなったからです。
計画的に栽培され、ケーンの栽培からリードの製造まで管理されています。高い品質で管理されているので、多くのサックスプレーヤーにも愛されています。
伝統的で安定した品質
伝統的なリードブランドRICO。多くのサックスプレーヤーに愛されています。リード選びに悩んだら購入してみてはいかがでしょうか。
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