ここではアルペジオ練習の注意点を見ていきます。アルペジオには3和音と4和音があります。ここでは4和音の練習を集中して見ていきましょう。

ジャズは一般的に4和音が使われるため、3和音の練習ではまだまだ足りません。

メロディーにも頻繁に使用されます。4和音がスムーズに出せるようになると、サックスらしい演奏ができるようになってきます。4和音のアルペジオ練習を積んでいきましょう。

4和音の解説

ジャズでは4和音が比較的使われやすいです。セブンスコードともいわれています。4音のアルペジオも頻繁に使われます。そのハーモニーに慣れてください。

その4和音はこのようなものがあります。

  • ドミソシ
  • レファラド
  • ミソシレ
  • ファラドミ
  • ソシレファ
  • ラドミソ
  • シレファラ

この7種類がサックスの4和音です。慣れないうちがミスが多くなりますが、諦めないでくださいね。

重複音はミス

「ドミソド」 「レファラレ」 は同じ音が出てしまっているので間違いです。

オクターブ上で重複音が出てしまった場合には確実にミスです。3和音になりすぎると、このようなミスをしてしまいがちです。

それでも3和音ができなければ4和音もできませんので3和音をしっかり練習するのは必要条件です。

4和音も練習して3和音も4和音も使い分けられるようにすること。

サウンドトレーニングでは、ロングトーンでの練習をして出している音色を考えるのはもちろん、4和音の音階名を考えながら吹くことが必要です。

4和音では重複音が出てしまいミスになります。ドミソドとしないでドミソシとなるようにしましょう。

運指をしっかり

  • ファラドミ
  • ソシレファ

この二つの運指は特に難しいので気をつけましょう。
そして止まらずに演奏できるように練習することです。まずはメトロノームを使わないで止まらないで演奏できるようにしましょう。

そのあとにメトロノームを使ってテンポを一定にします。そして正確な運指ができようになるまで練習を繰り返します。

運指と音の両方を一度に上達するのは難しいです。どちらか一方に集中すると効率がいいです。

運指を上達させる時は音を気にしないで、どんどん運指のみ練習することです。音の練習は音の練習だけで集中してすることです。そうすると上達が早くなります。

そのあとでパームキーなど高音も練習できるようにしましょう。

オクターブキーが入って難易度UP

オクターブキーが入ってくるとミスが多くなりますので注意です。オクターブキーを押す、押さないを切り替えられるようにしましょう。

頭の中ではっきりとしたイメージを作り上げておくことです。

出だしの音がパームキーなどの高音域の場合には注意が必要です。運指の正確性も必要ですが音の裏返りでも注意です。

タンギングを行うと音の出だしがはっきりとします。裏返りもなくなります。でも、タンギングは綺麗に音が出なくなり不自然なこともありますので適度な強さをタンギングで演奏することが必要です。

楽器がなくてもできる練習方法

アルペジオ練習で小節が多いと持久力が必要になります。楽器を使わなくてもアンブシュアを維持できる練習方法があります。

サックスを演奏する上ではアンブシュアの強度を維持する必要があります。その練習方法は簡単で、鏡で見て唇を見ないように巻いておくこと。唇の両端に力を入れるのではなく、唇の真ん中に力が集中するように意識してください。

口をすぼめるイメージで練習してください。これを1分間くらい維持しておくと格段にアンブシュアの維持力が増します。いつでもどこでもできるのでお試しください。

アルペジオの4和音の音階名もスラスラ言えるようにしておきましょう。4和音はジャズも最も多く使われるためにしっかり練習しなければいけない事項です。こまめに練習して慣れてくださいね。毎日の積み重ねが重要です。

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