人前でサックスを演奏しなければならない。
だけど時間がない。
短期間で上達する方法はないのかな?

人前で演奏する機会がある場合、誰だってかっこいいところを見せたいと思うもの。普段から練習している人ならいいのですが、初心者や全くの素人ではうまくいきません。

それでも、できるだけ短い期間でサックスを上達させるためにはどのような方法をとったらいいのでしょうか。

手取り足取り教わっている暇はないから

短期間でサックスを見つけようと思ったとき、他人に教わるという方法では時間がかかりすぎます。1週間に一度レッスンを受けたくらいで見違えるように上達するというのは、まず考えられません。時間をかけずに一通りの知識を身につけましょう。そこでDVD教材がおすすめです。

値段が高ければいいというものではないので、市販されているDVD教材で構いません。書籍だけで身につけようとしても無理が出てきます。サックスは自分の体を使うもので、動画だったら簡単に説明ができるところ文字にすると大変難解になってしまうことも。

そんなわけで書籍での学習ではなく、DVD教材を購入し、まず一通りDVDを見てしまうのが短期で身につけるやり方です。

一つ一つ段階的に見ていくのではなく、DVDの全部をすべて見てしまいましょう。それから基本的なところを一つ一つクリアしていけばいいだけです。最初に全体とつかむと、ゴールがはっきりしてわかりやすいです。

きちょうめんに目先の階段から一歩一歩上がって行こうとすると幾ら時間があっても足りず、ゴールに到達する前にやる気を失せてしまうのがオチです。

暇があったらひたすら練習

あとは披露する楽曲を決めてひたすら練習あるのみです。とにかく練習しかありません。暇な時間があったら練習するという感じで、あいた時間は練習に費やします。

寝る前に練習して朝起きたら練習するといった具合で、時間がないのだからつらくても仕方がありません。そもそも短期間で身につけようとすること自体が虫のいい話で、よほど無理をしなければならないということです。

練習しすぎによる燃え尽き症候群

短期間で必死に練習すると、大抵の場合その反動がきます。サックスが嫌いになってしまうということです。スポーツでも同じで、あまりにも激しい練習をしすぎると、少し休養のあと、何もする気が起こらず燃え尽きてフェードアウトしてしまうことがあります。

人前で一時的に披露するだけなら燃え尽きても構わないのです。でもサックスを一生の趣味的なものに変化させるためには、短期間で身につけたサックスをさらに継続して練習していく必要があります。

猛練習をする気力など、さんざん練習した後にはありません。それでいいのです。定期的にサックスに触れることが大切で、楽器の演奏を習慣づけていくわけです。習慣の蓄積は大きく、練習したことが次第に熟成されて、いつの間にかうまくなってくるというわけです。

短期間でマスターできるなんて虫のいい話で

短期間でマスターしようと思っても、さすがに無理があります。ある程度の練習量が必要で、その練習量は蓄積されるといつの間にかうまくなってきて的なかったことができようになっているといった具合です。

短期間に一生懸命マスターしようとして努力することが悪いことではなく、それをきっかけにしてさらに技術を上げることができるのです。

その際には燃え尽き症候群という人間特有の、メンタル系の疲労を理解する必要があります。

短期間で身につけようとするのは意外と効率的で、無理やりゴールが設定されるために、嫌でも練習させられる状況に追い込んでもらえます。

そこでがっかりするのではなく、いい機会だと思って集中して練習してみましょう。サックスと練習を1カ月くらい一生懸命やったとしても命がなくなるわけではありません。むしろ、短期間でどこまで自分の可能性を試すためにもやってみてはいかがでしょうか。

スポンサーリンク