残念ながらサックスを手放すことになってしまった。

サックスに興味を持った時には希望に満ちあふれて練習する気もあった。でも実際に手にとってみると、イライラして続けることができなかった。

仕方がないので売却しようかな……。持ってるだけでも黒歴史になりそうで嫌だ。

100%成功するということは実際にはありません。実際にやってみてわかることもあります。せっかく購入したサックスだったけど家に置いておいても使い道がないので売却を考えるのも一つの手段。

中古本と同じようにサックスを売却することできますが、ただ単に手放せばいい、というものではありません。買い取るショップの立場にたって考えてみると良いでしょう。

安く仕入れて高く売る

誰だって手持ちのサックスを買取ってもらうなら1円でも高い値段で買い取ってくれればうれしいですよね。しかしそれは、自分の立場に立ってのこと。店側の立場に立てば1円でも安く買い取りをしたいのです。

店側の立場にすると安く仕入れて高く売るのが目的になります。高い価値のもの二束三文で買い取るのが最高の方法ということです。

買い取ってもらうサックスの状態が少しでも悪ければ査定額はどんどん下がってきます。自分でクリーニングすれば簡単に取れるような汚れもショップは査定額を減額してきます。

少しメンテナンスすれば査定額が高かったのに、メンテナンスをなまけた怠慢のために、査定額が低くなるのは少し悔しいですよね。それなら、最高の状況で買い取ってもらったほうがいいと考えるのが筋でしょう。

ネット買取の不利な点

インターネットとの買い取りがありますが少し注意をした方がいいでしょう。ショップの実態が確認できないからです。確かに、ネットでの買い取りは、誰とも顔も合わせず、的な負担もなく買い取ってもらえると思いがちです。

しかし、買取店も馬鹿ではありません。顔も合わせないから、ガンガン査定額を低くしていくわけです。価値の高いサックスも、知らない顔して低い査定額を出してきます。

高価なものを簡単に売却しようとしている人は、価値が高いかどうかも調べない人が多いからです。どのような過程を経て査定額が決まるのかは完全なブラックボックスです。

しかも、インターネット買取の場合には、配送料という大きなダメージがあります。査定額が気に入らなかった場合には返送料を支払うというのはほとんどのケースです。

お金がもったいないし帰ってきても損するだけだから、二足三文でもいいから買い取ってもらおう、という投げやりな気持ちになってしまいがち。

買い取ってもらうならショップに持ち込んだ方がまだマシというもの。なぜなら、店を実態が分かっているし、金額が気に入らなかったら買取をやめればいいだけの話。その場所で持ち帰ることができます。

インターネット買取は確かに便利かもしれませんが、それは、買取店にとって有利なのです。せっかく購入したサックスですから、インターネット買い取のように送って終わりでお手軽に売却せず、店の人の顔のわかる店舗で、責任を持って売却しましょう。その方がサックスも喜びます。

買い取りを中止するのも選択肢

一度売却を決めてしまうと、金額が低くてもいいやと。めんどくさくなり、査定額が低くてもそのまま売却してしまうのは素人考え。

できるだけ高く売却する。金額が気に食わなければ買取自体をやめておく。他の買取店と比較する。これくらいの手間をかけてもサックスは高価な商品ですから何の問題もありません。

買取を申し込むというのはこちら側が売り手になるということ。商売人としての考えを持っていなければ、高価なサックスを二束三文で手放すことになってしまいますが、それでは悔しいでしょう。

とにかく落ち着いてできるだけ高く売却できる方法を模索して、だめだったら撤退して家の中に置いておくというのでも構いません。

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