サックスの上達の早道にはスケール練習は避けて通れません。ここではスケール練習の目的や特徴についてみていきます。ただ単にスケール表に書いてある楽譜を漠然とこなすのではなく、目的に応じて意識することが異なるので要チェックです。

スケール練習とは

スケールとは音の列のことを言っています。簡単に言うとドレミファソラシドのように連続している音を言っています。基本的な練習方法としては上昇するスケールと下降するスケールがあります。

スケール練習の注意点

スケール練習をしっかりやっておくと演奏の幅が広がります。というのも、ほとんどの楽曲が基本的なスケールで構成されているからです。ある一定のパターンを体に染み込ませることはできるのです。まとまったフレーズで覚えることができ、初めて見る楽曲でも、慣れるのは早くなります。楽曲を理解するのも早くなります。運指はそれほど難しくありませんがスケール練習では耳を使って集中して音を聞くことになります。演奏した音を聴く自分の耳がよくなり、演奏の上達も早くなるわけです。

スケール練習の特徴とは

スケール練習は音階が連続しているために運指の難易度はそれほど高くありません。そのかわり、音に集中することが大切になってきます。

音を作り出すのは私たちの喉です。その喉仏が上下することを意識しましょう。例えば、高い音を出すときには喉仏が上がります。低い音を出すときには喉仏が下がる、というように、音を出すときの喉仏の位置まで気を配るべきです。喉仏の位置が変化することによって音の形が変わるのです。

サックスを演奏するのは声を出すことに似ています。そのため実際に音階を口で言えなければいけません。最初はテンポが遅くても構いません。

スケール練習の時には音を出すことに集中することです。よけいなことを考えてはいけません。考え事や不安があると音に乱れが出てきます。精神状態は音の出方に影響します。何も考えないようにできるようにしてください。無意識にできるようになるまで練習を繰り返すべきです。スケール表を見ながらでもいいですが、結果的に覚えてしまうまで練習をやりこみましょう。

スケール練習のテンポ

速いテンポの場合には120がおすすめです。一般的によく楽曲で使われるテンポは90~120です。120くらいが最も練習としては好ましいスピードといえます。わざとテンポを遅くする練習もあります。テンポを40まで下げ、出る音を均等に心がけること。この場合には音を均等に作ることに集中しテンポを遅くしています。120くらいのテンポはすぐにできるものではありません。焦らないでゆっくりめでもいいですので丁寧に練習していきましょう。

教則本をコピーしてスケール表をまとめると便利

教則本をコピーしておくと便利です。教則本の解説を一通り読んだあと大切になるのはそのスケール表です。スケール表をコピーしてまとめておくと便利。ネット上にもスケール表の楽譜を載せている人がいます。著作権の有無を確認してスケール表をいただきましょう。そしてPDFファイルなどにまとめてください。練習する部分のスケール表をまとめておけば、あっちこっちにおページ移動しないで練習が快適にできるようになります。

タブレットがスケール練習に便利です。気になるサイトをブックマークしておけば好きなサイトに飛ぶことができます。パソコンよりも直接さわれて持ち運びできるので使いやすいでしょう。

快適に練習できるように準備

上達するにはスケール練習を避けて通れません。しかも意識することも多くかなり奥が深いです。繰り返し練習しなければならないので楽譜を求めるなどして快適にすぐに練習できるような体制を整えておくべきです。

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