サックスで音の出る源がリードです。初心者はその重要性をわかっていないかもしれませんが、以下に紹介するようにさまざまなリードの選別方法があります。マニュアルなど存在せず自分なりに基準を決めて決定するしか方法はありません。プロのサックスプレーヤーのリード選別法の概要をまとめてみました。決まりがあるわけではありません。リード選びの目安にしてください。

リード選別法1

タンギングのしやすいものを選ぶ。
これから成長しそうなものを選ぶ。

リード選別法2

形の整っているものを選ぶ。
左右の高さが違っていたり形がゆがんでいるものは除外する。
モコモコしすぎないもの、やわらかすぎないものを選ぶ。
ちょうどいい硬さでアタックの時の抵抗があるものを選ぶ。
自分がいつも出している音に近いものを選ぶ。

リード選別法3

高音から低音まで均等なものを選ぶ。
余分な力を入れずに吹けるものを選ぶ。
サブトーンが気持ちよく出るものを選ぶ。
音の立ち上がりがよく適度な抵抗感があるものを選ぶ。

リード選別法4

音に心があってエッジが効いているもの。
音の抜けが良いものを選ぶ。

リード選別法5

全音域によって音の鳴りムラがあるものを避ける。
音程のくせのないものを選ぶ。
ソプラノとアルトは音に透明感があるものを選ぶ。
テナー・バリトンは適度にザラついていて、味わいのある音色のリードを選ぶ。

リード選別法6

いつもの音が出るかどうかで決める。
自分の好きな音が出るかどうかで決める。

リード選別法7

最初に吹いたときに抵抗が強いもの。
音が抜けない暗いものを選ぶ。
演奏の性質上あまり前に出ないほうがいいので、
抵抗があって暗めのものを選ぶ。
音がバラけないものを選ぶ。

リード選別法8

実際に吹いてみて使えるものを選ぶ。
ローテーションは基本的にはしない。

リード選別法9

一枚一枚実際に吹いてみる。
音の立ち上がりの速さと反応のよさ。
ブロー社宅と音色リラックスして吹けるかどうかで決めている。

リード選別法10

リードの色・カットの状態・底面のかまぼこ形の厚さに注目する。
左右のバランスがいいものを選んでいる。
必要に応じてリードギークて削り、ちょうど良いくらいでやめる
リードの固体によっては大きく調整しなければならないものがある。

リード選別法11

一箱全部のリードを吹き比べてみる。
吹きやすい順にランクをつけている。
演奏する場所だ環境によっても音が異なるので
その状況に応じてリードを選ぶようにしている。

リード選別法12

反応が良いものを選ぶ。
大きな音があってコシが強いものを一枚だけ選ぶ。
しばらく使っているとちょうどいいくらいにやわらかくなり、音が安定しやすい。それを本番用として使用する。
鳴りが悪かったりコシのないものは初めから除外してしまう。
ほどほどに吹けるリードは練習用にする。

リード選別法13

直感で選ぶ。
かっこいいもの選ぶ
それ以外は何も考えていない。

リード選別法14

すべてのリードを1回1回順番に使う。
練習も本番も録音も区別していない。
最初に使ったリードを逆向きに収納して目印にする。
次の演奏では隣のリードを使う。

リード選別法15

人工リードに決めているので箱から選ぶことはない。
低音がスムーズに出るもの。
音の抜けがよく高音の命中率が高いものを選ぶ。
サウンドがブライトなものを選ぶ。
人工のリードといっても個体差があるので使えないものもある。
使えるものがその状況に応じて使い分けるようにする。

リード選別法16

V16で決めている。
基本的にはすべてのリードを使っている。
その中でも腰の強そうなものを選んでリハーサルで使う。
ちょうどいい硬さになっているので、本番で使うようにする。
リハーサルの段階で選別している。

リード選別法17

箱から出して並べる。
カットの状態や色・見た目のフィーリングで決める。
鳴りがよさそうなものに番号を書く。
あとは鳴らしてみて決める。

リード選別法18

見た目で左右に偏りのないものを選ぶ。
光に透かして見て繊維の密度が均等なものを選ぶ。
色が白っぽいものよりもアメ色のものを選ぶ。
吹いてみて好みに合うかどうかで決める。
見た目がよほど変でない限り使えるか使えないかは実際に吹いてみて決める。
個人の好みで決める。

リード選びの参考にして

リード一つでもこれだけ選び方があるのです。リード選びのマニュアルも存在しません。いきなり使うもよし、練習して育てるのもよし。プロのサックスプレーヤーでもこれだけ違いがあります。リード選びの参考にしてみてください。

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