サックスを購入して練習が軌道に乗ってくるとどんどん練習したい気持ちになってきますよね。その時にストイックに練習してしまう人もいます。

一生懸命練習して嫌になってしまう人もいます。こんなだけに間違えた心構えを持っていれば音楽が嫌いになってしまうことも。こんなことにならないために、どのような態度でサックスの練習に臨めばいいのでしょうか。

しょせんは遊び

サックスの練習なんてしょせんは遊び。音楽なんてしてたって1円にもなりませんよね。自分が楽しくてやっているならばそれが一番好ましいのです。反対に何かの目的を持っている人は間違いなく疲れてしまいます。自分の名前を上げるためだとか。

お金を稼ぐためだとか。別にサックスなくたって他の方法もあるでしょう。何か目的を持ちながらそれに向かって練習していれば、間違いなく音楽を楽しむという意識がなくなってしまいます。その人の演奏なんて他人に聞かせるようなものではありません。

何となくギスギスして余裕もなく、テクニックばかりを無理やり披露する。こんなに堅苦しいサックス奏者になってしまうのがオチ。そうならないためにも所詮は遊びであることを念頭に置きながら楽しんでいればいいのです。

一生懸命頑張ることはよくない

子供の頃から一生懸命頑張ることがいいこと、と思っている人もいるでしょう。しかしそれは違います。頑張るということは、自分の意に反して何かをやらなければいけないということ。無意識的に義務感があるのです。楽しむことが大事というのは言うことは簡単ですが意外と難しい話なのです。

楽しんでやるということは頑張ることとは対極的。だからといって遊んでいるわけでもなく、はたから見ればものすごい演奏しているということも。これが楽しんでいる状態なのですが、一生懸命頑張ってしまったらどうでしょうか。

練習してもぐったりと疲れてしまったり、聞いている方も不快感を感じる演奏になってしまいますよね。しかも、練習がつらくなってしまうので続かなくなります。数年くらいは持つかもしれませんが、いつの間にかサックスが押入れの中に入っていた・・・ということになりかねません。

一生懸命頑張るということはやりたくもないことをやるということ。だから根性も入りますよね。こんなんで遊びにもならず、ストレスがたまる一方。どうしてサックスを始めたのだか、さっぱりわからなくなってしまいます。一生懸命頑張っている自分に対するうそをつくことはもうやめにしましょう。

頑張っていて自分に酔っていませんか

音楽というものを楽しむしか方法はありません。楽しんでいないで演奏している人はそれは音楽ではないのです。頑張るためにサックスを演奏しているという本末転倒になっている人もいます。確かに頑張っているのも楽しいかもしれませんが、何となくおかしい感じですよね。

頑張っている人の演奏というのは姿勢も悪く音色も悪いです。力が入ってしまいちゃんとした音は出ません。一生懸命頑張るというストイックな姿勢は、サックスの演奏にマイナスをもたらすことになります。

頑張れば頑張るほど力が入ります。スムーズに演奏できなくなります。もちろんこれはサックス以外に限らず、他の音楽や音楽以外のことにも当てはまります。本当に頑張ることはいいことなのか疑問を持つこと。興味を持って楽しむくらいの態度のほうが、練習を諦めることもなく継続して楽しめます。

演奏も自然となり、聴いている人も自然と楽しくなります。練習してもストレス解消になり、楽しくなるでしょう。その一方で、頑張ることを目的としている人は疲れてしまい音色もひどいものになりがち。頑張るという意識を捨て、気軽に楽しんでみるサックスに戻ってみませんか。

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