アルトサックスと練習をしばらくやっているんだけど全然うまくならない。音がきれいに出ない。いつまで練習をすればいいのかわからない。練習なんてもうイヤ!

きれいな音がサックスで出せないので嫌になってしまう悩みは誰にだってあります。どのようなポイントに気をつければきれいな音が出るようになるのでしょうか。もちろんすぐにできるようなことではありませんが。すぐにきれいな音がでるのなら誰も練習なんかしません。

きれいな音は最大のテーマ

長期間サックスの練習をしている人でも、きれいな音が出るかどうかというと自信を持って答えられるか、そんな深く漠然とした質問です。自分がきれいな音と満足してしまえばそこで終わり、悩むこともなくなります。でも、練習すればするほど耳がよくなってきて自分の出している音が気にくわなくなってきます。

不満が出れば出るほど成長している証拠です。中学生や高校生くらいの学生の場合、他人と比べる傾向は強く、自分の出している音が他人に比べて劣っていると思い込んでしまう傾向があります。それで練習をやめてしまったらもったいないことではあるのですが。

漠然とした話ばかりしていてもらちが明きません。きれいな音を出すために気をつけるべきポイントというと、呼吸法と息の使い方はアンブシュアあたりが改善の余地があると思われます。

腹式呼吸

きれいな音を出すためにはまず腹式呼吸を覚えなければいけません。腹式呼吸にはちゃんとしたやり方があります。

まず楽器を持たないで立ちます。肩幅くらいに足を開いて立ちます。後頭部を引っ張り上げられるイメージで背筋を伸ばします。肩を少し後ろに引いて胸をしっかり開くこと。

胸を狭くしないようにして下げます。おなかの下の部分、へその下くらいの横から背中の辺りに息を入れていく感じで息を吸います。ポイントは力を入れすぎないようにすること。そして胸を開くことです。おなかに力を入れすぎると背中が丸まり胸が圧迫されて狭くなってしまいます。

息を吐く時にはおなかの力を少しずつ抜く感じです。この時も胸を開いたまま、狭くしないようにすることです。ここでも胸をちゃんと開くことが求められます。これを練習する前とか練習中に行ってみましょう。集中して呼吸の練習ばかりをしないほうがいいです。過呼吸などで具合を悪くする人がいますから。短時間で切り上げるといいでしょう。

アンブシュアの改善

マウスピースだけの練習ではなく、しっかりとリードをつけて練習することです。そして普段使っているものよりもやわらかめのリードがおすすめです軍力がかからずやわらかいリードのほうが楽だからです。

口を「まみむめも」の「も」を形にしておきます。「も」のときにはあごは少し下がります。その次には下唇を内側に軽く巻き込むことです。その次に自分の親指を下唇の上に軽くのせます。上の歯をそっと乗せ唇を閉じます。これで唇全体で指を包むような感じになります。これが基本的なアンブシュアの形になります。この感覚を覚えてください。

その次には楽器を持って指でやったときと同じようにマウスピースをくわえて吹きます。ちゃんとした音は出ないかもしれませんが少しすれば慣れます。音を出そうとするあまり、あごに力を入れてはいけません。唇の周りの筋肉全体でマウスピースをやわらかく閉めていく感じです。

鏡を見ながら顔とマウスピースの角度が直角になっているかどうかを確認してください。ちなみに、アルトサックスの場合は正面に楽器があったほうがよく音が出ます。

後は基本練習を繰り返すだけです。注意することは目的を意識することです。間違っても回数や時間を繰り返すというのはやめてください。意識しなければ練習する意味がありません。何回やっても何時間やっても意識するポイントがなければ意味のない練習となってしまいます。そして、自分の耳を使って自分の出した音をしっかり聴くことです。

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