サックスの練習をしていたら口が痛くなってきたんだけど・・・
もしかしたら歯の病気にでもなってしまったのかな・・・

サックスを練習して口や歯肉・顎に痛みなど異常が出てきてしまうかもしれません。その原因を考えてみます。

歯周病じゃないの?

サックスの練習をしていたら歯が痛くなってしまった。もしかしたら歯周病が原因なんじゃないのかなぁ・・・と疑っている方。確かに歯茎が痛くなってきたんだから。歯の病気になってしまったんじゃないか。

サックスの原種の原因なんじゃないかと思ってしまいますよね。しかし、歯周病は、サックスの練習が原因になることはありません。歯周病は、細菌が増え歯肉をいためることによって引き起こされると言われています。

その他にも生活習慣が乱れ、免疫力が下がった場合にも発症するものです。サックスの練習でマウスピースをくわえたからといって歯周病になることはありません。

歯肉に負担がかかったかも

歯肉に強い負担がかかった場合にも、炎症を起こして、歯周病のような症状を引き起こすことがあります。寝る時の歯ぎしりやかみ合わせが悪いことにより、歯肉をいためることがあります。

しかしサックスの演奏中は歯茎をかみしめられないので、歯肉に力がかかりすぎて、歯周病になることも考えにくいです。普通、息を出す時には、奥歯をかみしめることはありません。必ず奥歯が開いているので、力がかかりすぎて歯茎を傷めることはないでしょう。

サックスの演奏のような、弱い力で歯肉を傷めることは考えにくいです。サックスの演奏で歯周病になると考えるのは無理があります。他の原因で起こった痛みを歯周病と勘違いしていることも考えられます。

アンブシュアで顔の筋肉が疲労した

アンブシュアを作る際には口の周りの筋肉、頬の筋肉を使います。頰筋といわれるもので、普段使っていない人は、たまに使うことによって筋肉痛になります。

普段使わない筋肉ですから、急に使ったら痛くなるのは当然のこと。普段から運動しない人が急に運動したら体が痛くなってしまいますよね。それと全く同じメカニズムです。

顔にも筋肉があるので、使い慣れていない筋肉を急に急に使ったために歯の周辺の筋肉が痛くなったと考えることができます。

アンブシュアを作ることにより、奥歯周辺の筋肉に外側から力をかけてしまったのです。

マウスピースのくわえ方

それとマウスピースの関係もあります。マウスピースを浅く加えることにより強い力が必要になり、頰筋を使うことになります。マウスピースは深くくわえた方が基本的には楽です。

マウスピースは浅く加えると音色がまとまりやすいですが、その分、マウスピースに息を吹き入れる穴との距離が離れ、的が小さくなるので力が必要になります。

強く吹き込まなければいけないので、今までよりも頰によけいに力がかかってしまって、口の周りや歯肉周辺が痛くなってしまうことも考えられます。

サックス以外の原因かも

それと歯周病自体は強いストレスがかかってくるとなるものです。精神的なストレスから免疫力が下がり、急に歯茎が痛くなってくることもあります。サックス以外の人間関係や、プライベートも関係しています。人間の体はそれくらいデリケートです。

基本的には、サックスの練習が直接的に歯周病の原因になることは考えられません。口・頰・顎周辺の筋肉を急激に使い、筋肉痛や炎症が起こっていることが原因でしょう。

マウスピースを長時間加えることって日常で経験することはそれほどありません。普段からこまめにアンブシュアの維持など、練習していないと筋肉痛は起こりえます。サックスを練習も筋肉を使う体育会系的な面があるのです。

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