アルトサックスを購入しよう

ジャズやビッグバンドなど、上品な音楽に用いられる、というイメージが強いサックス。
そんな高貴な楽器と捉えられがちですが、管弦楽の中高生や、趣味で始める大人など、その需要は幅広い年齢層があります。

1940年代に有名なチャーリー・パーカーらの登場により、一気にジャズ界の花形楽器として君臨するようになった歴史をご存知の方も多いのではないでしょうか。

気軽にアルトサックスを始めたい、という人がまず気にしたいのがメーカーです。
例えばギターで言うならモーリス。少し背伸びしてギブソンなど、有名なメーカーを軸にした選び方で、購入まで大きな一歩が踏み出せます。

アルトサックスの有名メーカー

それでは、アルトサックスはというと、「ヤマハ」「セルマー」「ヤナギサワ」の三大メーカーになります。
総合楽器メーカーとして有名な「ヤマハ」では、初心者~中級者向けの量産モデルが販売されています。中高の部活でも愛用され、音楽室でよく見かけるのがヤマハです。

一方で「セルマー」と「ヤナギサワ」は、歴史に残るいわゆる名器を生み出してきたメーカー。セルマーは輸入専門、ヤナギサワは国内専門のメーカーです。

アルトサックスの値段

中学校の部活動に用いるものは、15~25万円くらいが一般的。先述の三大メーカーの最高機種(ヤマハ875や82Z、セルマーシリーズ2/3・リファレンス、ヤナギサワWO10等)は30~50万円程度です。

この値段を見て愕然とした人もいるでしょう。
と、いうよりもこれで購入に踏み切れ、というほうが酷な話です。

アンティグアとは

そんな方に向けて、安価なアルトサックスも存在します。
それが「アンティグア」というサックスです。

値段は10万円を切る程度。本格仕様のサックスの5分の1から3分の1の値段でサックスが始められちゃうのです。

アンティグアは台湾のメーカーです。輸入しているのは先述したセルマーを扱う貿易会社。
ですのでクオリティの心配もいりません。

アンティグアの魅力

アンティグアは、値段のみならずその吹き心地の良さも魅力です。

その他の楽器をはじめとしてありがちな、「良い楽器ほど演奏しづらい」というものが、アルトサックスにもあります。
息が入りづらい、指で押さえづらい、そんな悩みでつまずくと、楽器を買っても練習しなくなり、購入した意味がなくなってしまいます。楽器の練習は触ってこそです。

アンティグアは入門用とあってそんな心配は必要ありません。レスポンスもよく、運指の練習がしやすく、最も音の出る中音域がとても滑らかに出るため、
初心者っぽいぎこちなさもなくスムーズに演奏できます。

それから余談ですが、アンティグアは外観がトップメーカーのセルマーサックスそっくりに作られているとのことです。

安物を使っていると思われるのが恥ずかしい、と感じる人もこれで安心ですね。

安価なサックスを購入する意味

ここまで安価で質の高いアルトサックス・アンティグアを紹介してきましたが、やはりどうせなら高価で本格的なサックスを買いたい、という人もいるでしょう。
もちろんそれならそれで構わないのですが、安価なサックスを一台目に迎えるのはそれなりに意味があります。

それは、初心者の楽器は、間違いなく傷だらけになるということです。

楽器に慣れない場合、扱いに慣れず、用心していてもぶつけたり、落としたりして凹みや傷がついてしまいます。サックスなどの管弦楽器はパーツが多く繊細であるため、
小さな傷でも使えなくなってしまうことがあります。

大切に使いたいからこそ、安いものを買う、という選択肢があることを頭に置きましょう。

最後に

サックスは演奏できたら格好いい楽器の、間違いなくトップクラスにあたります。
少しでも興味があれば、アンティグアのサックスを買って始めてみましょう。

アンティングアのサックスを手に入れたら、サックスのテクニックも手に入れましょう!

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