「アルトサックスの初心者だから、何をやったらいいのか、さっぱりわからない・・・」
大丈夫です。基本事項から確認しておきましょう。今回紹介するのアルトサックスの呼吸法。アルトサックスは当たり前のことですが、息を吹き込む楽器です。ということは、息を吹き込む人間のほうも大切になってきます。そして、思い通りの音を出すためには呼吸法が大切になってきます。
自分の呼吸を意識して生活したり、訓練したことのある人も少ないでしょう。アルトサックスの上達のために呼吸法を改善すると、他にもいい事があったりします。それでは、その呼吸法についてについて確認しましょう。
腹式呼吸を覚えよう
楽器を吹くには腹式呼吸を覚える。これが基本です。腹式呼吸というものはおなかを膨らませて呼吸をすることです。鼻から息を吸いながらおなかを膨らませます。そしておなかを凹ませながら息を吐き出します。
もう一つのイメージは腰で呼吸をするイメージ。みぞおち周辺に肺があります。その下の部分に横隔膜があり、この部分を意識しながら呼吸してください。腰に手を当てながら、前方に体を出し、前を向き、お辞儀をするような体勢になってください。その状態で呼吸すると腹式呼吸です。
これが腹式呼吸です。意外と多くの人ができていません。思い通りに体を動かすことは難しいのです。
女性は胸式呼吸になってしまう人が多い
特に女性の方を見てみると、胸式呼吸になっている人が多いです。みぞおち付近で息をしてしまっているのです。これだと呼吸も浅くなります。胸式呼吸だと息がアルトサックスに勢いよく入りませんのでいい音も出ません。
それ以外にも姿勢が悪くなりやすく、精神的にもリラックスしにくい状態になります。女性の方はこれを機会に腹式呼吸を覚えるといいでしょう。
姿勢がよくなる
腹式呼吸を覚えることによって姿勢が良くなります、胸式呼吸をしている人は猫背になってしまったり、不自然に胸を張ってしまうので、明らかに見た目が悪いです。
腹式呼吸をしている人は、おへその下に重心がきています。そのため上半身が自然と直立します。腹式呼吸を覚えることによって、アルトサックスの音が良くなるばかりか姿勢もよくなります。楽器を持っていなくても姿勢が良くなって
「なんだかあの人、すてきだな」
と思われるようにもなります。腹式呼吸の意外な副次的効果です。
ダイエット効果もある
腹式呼吸の方が体に入ってくる呼吸量も多くなります。そのためエネルギーの代謝もよくなりますので、ダイエットにも効果的。アルトサックスを始めたのなら腹式呼吸をぜひとも覚えてください。
腹式呼吸の簡単な練習方法を紹介します。うつぶせに寝転がって、おへその下を床につけ、頭と足を上げます。えびぞりのような形なりますよね。その状態で呼吸をしてください。かなり無理な体勢になるかもしれません。
おなかを床につけているのでお腹から息を吸ったり吐いたりができるのです。これを毎日少しずつ練習するといいでしょう。
サックスの呼吸のイメージ
アルトサックスで息を吐き出すというイメージはよくありません。丁寧に息を吹き入れるといったイメージ。腹式呼吸ができるようになると、アルトサックスの音も出やすくなります。自分のイメージ通りの音を出すのに役に立つのです。
アルトサックスの初心者の方や、腹式呼吸なんてやってみたこともないよ。このような人には感覚が掴みにくいかもしれません。ある程度長い期間、練習する必要があります。おへその下の部分を意識しながら呼吸をしてみてください。サックスの音が良くなる以外にも姿勢も良くなったり、体力がついたり、ダイエット効果もあったりと、サックス以外にもいいことも出てきます。これを機会に腹式呼吸を覚えてみませんか。
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