「どうすればアルトサックスがうまくなれるんだろう・・・」

疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。今回は具体的なテクニックではなく、上達法全般を解説します。アルトサックスでなくても、これから説明する事項はさまざまな面で応用可能です。

毎日触れるのが手っ取り早い

アルトサックスがうまくなりたいなら毎日練習することが最も手っ取り早いです。初めは指使いができない、と思っていても、全力で試行錯誤を繰り返して、一晩寝て、また練習してみたら何も考えずに自然とできるようになっていた。このようなことはよく起こります。

人間の体とは立派なもので、練習していると体で覚えてしまうのです。楽器を練習している人は、考えずに勝手に体が動いてしまいます。そこまでうまくならなくてもいいよと思っても、上達しなければモチベーションも下がってしまうでしょう。

そのため毎日練習することが好ましいのです。1週間に一度だけ10時間練習するよりも、1日15分を毎日繰り返したほうが明らかに上達が早いです。毎日アルトサックスに触れましょう。そして最初は苦労しながらでもいいから、頑張って練習していきましょう。

力を抜くことの重要さ

力を抜くことがとても大事です。これは楽器に限った話ではありません。スポーツや格闘技でも、力の抜けている人のほうが、いい動きができたり、威力のあるパンチが出せたりしてしまいます。アルトサックスでも全く一緒。キーを押すときには自然な感じで。無理におさないことが大切。

体全体もリラックスをしましょう。できるだけ脱力をすること。といってもなかなかできないかもしれません。リラックスしようと思えば思う程、力んでしまうもの。それならば簡単な方法があります。

手を強く握り腹筋に力を入れて、体中に力を入れて硬直させます。これを10秒~20秒程度頑張ってみてください。そして一気に力を抜きます。これでリラックスした状態です。力を入れた後の脱力がリラックスなんだと思ってください。

この状態なら自然で無理に力が入ることもありません。これは楽器に限らず、緊張する場面、試験の前や大舞台の前など、思いっきり体を動かしたほうが、リラックスして臨むことができるのと全く同じです。

年齢のせいにしないこと

勘違いしてる人がいます。

「子供の時からやっていないんだからできない」

このような思い込みを持っている人がいます。何でも年齢のせいにしてしまうのです。勉強をしようにも歳だからできない、という人もいます。若い時にやらなかった人が歳をとってからできないなら、その人は生まれてきて何一つすることができないのでしょう。おかしな話です。実は年齢は関係がないのです。

若い時に楽器をやってきた人なら自然に始めることができます。全くやったことない人でも心配は要りません。初めはうまくできないのは当然で、イライラしてストレスもたまります。

そのストレスを我慢して何とか練習をするのです。子供の場合は強制的にやらされる人も多いので、やめてから嫌になったりトラウマになってしまったりして、二度と楽器をさわらない人だっているのです。それなら歳をとってから始めたほうが何かと楽しめます。年齢は関係ありません。

アルトサックスをすごいことと思わない

「アルトサックスが出るなんてすごいな」
「自分にはこんな真似できないよ」

このような思い込みがよくありません。どんなにうまくアルトサックスができる人でも、初めはみんな初心者でした。初心者の段階から練習を繰り返してきたのです。そして自分がどんどんうまくなると思っています。

アルトサックスが特別なもの。限られた人しかできないものと思っていれば、自分の限界はそこで止まってしまいます。練習する気もなくなってしまって、すぐに挫折してしまう結果となります。

「やればできるでしょ」
「自分も同じレベルくらいまでいけるでしょ」
「そんなに難しいもんじゃないよ」

真面目に考えず、有名人を過大にお尊敬することもなく、これくらいに考えている人のほうがうまくなります。このように、アルトサックスができるのはすごいんだ、と思っていると自分にはできないという思い込みなってしまいますので、注意をしてください。

アルトサックスに挑戦する人は上に説明した事項を心に留めておいてください。アルトサックスでなくても役に立つ知識でもあります。感覚的につかみにくい部分もあるかもしれません。単なる精神論と言い切ってしまう人もいるでしょう。あまり真面目に考えすぎず、コツコツ練習していけば、自然と上達してくるものです。楽しみながらやることも重要です。

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