「アルトサックスを練習してるけど何だかやる気がなくなってしまった・・・」
「難しいフレーズを練習していたけど、なかなか上達しない・・・」

その時にやるべきことは何でしょうか。それはもちろん基本事項。最も大切なことだからことすぐに忘れてしまうのです。派手なテクニックに目を奪われて基本事項がおろそかになっている人がいます。

では、どんな時に基本事項に戻ったらいいのでしょうか。そのタイミングを確認してみます。

スランプに陥ったとき

練習しているけど何だかうまくならないし、やる気がなくなってしまった。こういう状態をいわゆるスランプといいます。この時期に頑張らなければうまくなることはない。逆に言えば、この時期をしっかり乗り切りさえすれば一気に上達する、そんな時期がスランプの特徴です。

こういう時ってついつい練習をやめてしまいがち。うまくならないし結果も出ない。だから練習やめてしまおうかな・・・。

こんな時には基本的な練習に戻りましょう。学校の勉強だって基本的なことができなければ、難しいことやったって伸びることはありません。

高校3年生の数学をマスターしようと思った時に、人によっては小学一年生まで戻ることが必要になることってあるのです。四則演算ができなければできませんから。それと全く同じ基本事項に時たま戻ることも必要になるのです。

1週間に1回は

ついつい難しいテクニック練習しているとそのことばかり考えてしまいがちですよね。しかしいくら難しいフレーズが演奏できたとしても、その演奏の一つ一つが、でたらめなものだったら意味がありませんただ形だけやっている。

テクニックだけの人間になってしまいます。だからこそ基本事項は大切なのです。ロングトーンやスケール練習も少なくとも一週間に1回くらいは取り入れたほうがいいでしょう。

時間に余裕があれば毎日やったほうがいいのですが、時間もない人もいるでしょう。それでも基本的事項を挙げ一週間に1回はやらなければいけません。

細かいテクニックばかりにとらわれない

細かいテクニックが肉だとすれば、ロングトーンやスケール練習は骨に当たります。これだけでは面白くありませんが骨抜きの肉の演奏では、スカスカなものになってしまい、誰も感動することはありません。

難しい演奏しているようだけど、やっぱり素人なんだなと思われるのがオチ。うまい人ほど基本がしっかりしているのはわかってしまうものです。

基本練習は奥が深い

基本事項は簡単なものですが、その練習は奥深いです。難しいフレーズなら演奏できてしまえば何だかすごそうに見えてしまいます。

指さえついてくるできるようになるものですが、ロングトーンやスケール練習は、形だけやっだからといって意味ありませんよね。こんな基本事項はやってもやってもいつまでも完成することはないでしょう。

だからこそ、毎日やらなければうまくならないということ。基本的なことなんかマスターしているよ、いう人ほどあやしいのが基本事項の難しさです。

常に練習していかなければいけないのが基本事項なのです。常に基本に立ち返ることが必要です。でも、ついついそんなこと忘れてしまうものなんですが・・・。

基本的な練習は面白くないけど

サックス練習が行き詰まったとき基本的な練習に戻ると良いでしょう。ロングトーンやスケール練習は確かに面白いものでないかもしれません。

その練習は単調なものです。しかし、困ったときに基本に立ち返ることによって演奏の土台がしっかりしてさらに上手になることも考えられます。

新しいことを覚えるのは結構なことですが、基本に立ち返り、一つ一つの音の出し方を丁寧にすることも重要です。基本練習は楽しくありませんが上達するには絶対に必要なものです。困った時には戻ってみましょう。新しい発見があるかもしれません。

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