サックスを独学で始める初心者の方は、練習すればうまくなると思ってはいませんか。そんな人ばかりではありません。軽い気持ちでサックスを始めてうまくいかない人もいます。
どのような点がまずいのでしょうか。初心者の方が独学で始める前にくじける理由をみておきましょう。
長くやってても上達するとは限らない
独学で初心者がサックスを上達させようと思っても、うまくいく人ばかりではありません。集中した練習が必要だからです。たいていの人はだらだらやっています。
何年も趣味として続けていても、集中して練習しないし目的もないからなかなか上達しないのです。本気で上達したいなら集中して練習しまくるはずなのですが、独学の初心者は目的もなく、練習する時間も密度も圧倒的に少ないのです。
動機が不純
サックスを始める動機も不純なものがあります。基本的には格好よさそうだから、モテたいから、サックスをきっかけにして人脈を広げたいから、など音楽と関係のない自己実現に目的がある人もいます。
これじゃなかなか上達しませんよね。モテたいならサックスよりも他の方法があるかもしれません。わざわざストレスをかけて練習することもないはずなのです。
練習が面倒
独学でうまくいかない理由として練習が面倒なことが挙げられます。サックスを買って1週間くらいは気持ちも上がって練習するでしょう。しかし人間というものは、すぐに飽きてしまうものです。あれほど欲しかったサックスも手に入れてしまうとそこで満足。
練習しているとなかなか上達しないのでストレスがたまって放り投げてしまう。今日は疲れてるからもういいや。仕事がたまっているから。
こんな感じで自然とサックスをさわらなくなっていくのです。誰かに強制的に怒られてやるわけではないので、諦めようと思ったらいつでも諦めることはできる独学は、サックスの上達を阻む原因となってしまいます。
そんなに興味ない
サックスをしてみたいと思っていっても、それは一時的な気の迷いで音楽なんかにそれほど興味がなかった、という人もいます。音楽に興味がないのだから練習もしたくありませんよね。
よくよく考えてみたらかっこよさげ、と思ってやっただけで音楽に興味があるわけではなかったという人も。形から入って中身に到達しなかった人もいます。
一人ぼっちで練習している
サックスを趣味にしたいけど、誰にも披露する機会がない。目的もないのだから練習もする気が起こりませんよね。一人で練習するよりも誰かと練習したほうがいいです。聴かせる相手を作りましょう。
誰かのために演奏したいっていう気持ちがなければ練習にも身が入りません。自分のためなら頑張ることはそれほどできませんが、他人のためだったら頑張れるという人もいます。孤独に練習してもそれほど集中して練習は望めないでしょう。
諦めたくないから
ネガティブな話ばかりして申しわけがありませんが、残念ながら趣味で始めてもうまくいかない人もたくさんいます。うまくいかない理由を初めから覚悟しておけば、うまくいく可能性は上がるというもの。諦めたくないから諦める理由を考えるわけです。うまくいかない理由をすでに覚悟しているからです。
始めるときにはカッコよさそう、モテたいから、と軽い気持ちもあるかもしれませんが、そこで終わりにしないのがコツです。サックスだったらさまざまなサックスプレーヤーの音楽を聴いてみること。調べること。日本人でどんなサックスプレーヤーが有名なのか知識をつけること。
サックスに関係があることを調べていくのです。そうすれば親近感も出てきて、具体的なイメージがわき、練習したくなる気持ちが出てくるでしょう。
独学で諦める原因を知ることは諦めたくないことの裏返しです。サックスを始める前に、本当にこの楽器でいいのか、自分の望むものは手に入りそうなのか。目的は何なのかを今一度考えてみるといいでしょう。
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