すぐに結果を求めようとする人がいます。

サックスを手に入れたのなら鮮やかに演奏したいもの。
しかし、すぐに結果が出るわけはありません。

総理大臣だって結果を求めたい現代ですが、結果を求めても都合のいい結果が出てくれません。それよりも、結果の前に原因を考えること。適切な原因がなければ適切な結果は発生することがありません。

すらすらと思い通りに演奏したいというのなら、それなりの練習プランを考えるべきです。

いきなり練習しまくっても無駄

サックスを購入して気持ちが舞い上がり、買って1週間くらいはめちゃくちゃ練習したけど大して上達しなかったので、すぐに辞めてしまった。こんなことはよくあります。

ダイエットと同じで、急に体重を落とそうと思っても、うまくいかなかったり、急に慣れないことを無理にやったために反動が出て、嫌になってしまったり、ということも。これは偶然ではなく人間の心理から考えれば当然のことです。

楽器のようなものはすぐに上達するわけがありません。いきなりたくさん練習をしようとするよりも、継続して練習を続けることです。

とにかく購入してから1カ月くらいは毎日短時間は練習しましょう。長時間やると慣れないことをやったことの反動で、燃え尽き症候群になってしまいます。

とにかくサックスに触れることを日常化することです。無理にたくさん練習しようとしないでください。

慣れないものは初めはうまくいきません。ストレスがかかります。頭が痛くなったりイライラして自然とやめてしまう方が多いです。

しかし、それではいつまでたっても素人レベルにとどまってしまいます。

「これは当然のことなんだ。うまくなるには絶対に避けられないんだ」

イライラしても初めから覚悟していれば、耐えられるものです。

挫折がトラウマにならないように

急に大量に練習して嫌になるとサックスを見るのも嫌になってしまいます。サックスという言葉を聞くのも嫌になってしまう方もいます。軽いトラウマになってしまうということです。

それならば逆にサックスに関する情報や知識に普段から触れておくこと。嫌いにならないように刺激を与えるのです。練習しなくてもサックスの事が頭から離れられないようにしましょう。

そうすると練習したいもう1回でも挑戦してみたい

そんな気持ちが湧き上がってきます。

短期間に集中してサックスばかりをやっていると燃え尽き症候群になりやすいです。全く興味がない状態にならないように、サックスや音楽の知識など、頭の片隅にでも日頃から考えておくようにしましょう。

継続して練習をしている人は、たまにサックスから離れたくなる時もあります。誰だってそのような時は来ます。そんな時には思い切ってリフレッシュすることです。

思い切ってサックスのことを考えず、ひとまず棚に置いておくこと。何も考えないでサックスから離れて客観的に物を見ること。自分と見つめ合うことも必要です。

どうしてうまくならない?
なんのためにサックスなんてやっているのか?

自問自答は尽きることはありません。このようなプロセスは無駄ではありません。頭の中が整理されて、異なった気持ちでまた練習を開始することができます。

やめたくなる気持ちを繰り返してうまくなる

サックスの演奏など、よく考えてみたら生活に何の利益ももたらしません。音楽自体が何の役にも立たないものです。初めは目先の利益ばかりを追い求めてしまいがち。

女の子にモテたい
かっこいいところを見せたい

それくらいの動機では、サックスなど続くわけもありません。しかし、それを越えたところに何かがあるはず。やってみなければ感じられないような境地。挫折したくなる気持ちは当然誰にでもあります。

その気持ちの落ち込みをどうにかしてクリアすること。その繰り返してサックスの演奏も、人としての器も大きくなっていくわけです。

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