サックスという楽器は難しそうに見えるけど、初心者でも簡単に挑戦できます。

縦笛とほとんど同じ指使いで、誰でも楽しめるようになっています。上達するためにはかなりの練習が必要になりますが、趣味的に行うのなら誰が挑戦してもほとんど無理のない楽器といえるでしょう。クラリネットとは違い、音が出しやすいのが特徴です。

ジャンルを問わない

サックスの使われるのは、ジャズを思い浮かべる方が一般的です。趣味的に行うのなら、ジャズの名曲を一通り演奏できるようにすることを目指すのが妥当でしょう。

ただ単に音程を間違えて演奏するのではなく、感情を込めて歌い上げるように演奏できるまで練習してみましょう。

サックスの特徴はその表現力にあります。ジャズっぽい質感はもちろんのこと、ポップスなどの明るい音楽にも対応することができ、さまざまなジャンルの音楽でサックスは活躍しています。

音楽のジャンルに詳しくない初心者の方なら、興味ある楽曲を演奏してみるといいでしょう。初めからジャズやポップスなどというカテゴリを決めなくても、自由に好きな楽曲を演奏して構わないのです。

どのサックスを選ぶ

初心者の方はサックスというと、アルトサックスだけしか思い浮かべない方もいるかもしれません。

実際には4種類あり、

ソプラノサックス・アルトサックス・テナーサックス・バリトンサックス

というようにわかれています。

迷った時にはまずアルトサックスを選択するといいでしょう。通常サックスと呼ばれているのはこのアルトサックスを指していると思って間違いありません。

ソプラノサックスは、アルトサックスよりも高い音を担当し、テナーサックス・バリトンサックスは、アルトサックスりも低い音を担当します。アルトサックスに比べてソプラノサックスは明るく、テナーサックス・バリトンサックスは、アルトサックスよりもサイズが大きくなり重くなります。

初心者の方は趣味的にやるのならまずはアルトサックスから手をつけたほうがいいでしょう。テナーサックスやバリトンサックスになると、個人的な趣味で練習するというのではなく、吹奏楽などのオーケストラで担当させられることがよくあります。

テナーサックスやバリトンサックスは音が低く、吹奏楽で演奏する際には、花形のパートではなくなります。音が低いのでどうしても地味な扱いを受けます。しかし、その音は低音で迫力があるもので、アルトサックスよりも迫力があり、音が低くてマイナーといった他人の意見は深刻に受け止めなくてもいいでしょう。

ソプラノサックスは高い音が特徴で透明感があります。アルトサックスよりもコンパクトで、吹奏楽では花形の立場の存在といえるでしょう。ソプラノサックスやアルトサックスを練習する方も多く、音楽教室で習う際にも、それほど問題がなく初心者でも挑戦しやすい楽器といえるでしょう。

掃除は水分を拭き取る

サックスの楽器ですから手で触れることになり汚れることになります。初心者ならば、どのようにサックスの掃除をするのかを一通り覚えておくと良いでしょう。

基本的には楽器についている水分を取り除くことを心がけましょう。吸水シートやクリーニングペーパーを用意しておきましょう。汚れがひどくなるとメッキが剥がれてせっかくのサックスが台無し、といったことになりかねませんので丁寧にケアしてください。

初心者でも挑戦しやすいサックス。その中でも迷ったらアルトサックスでほぼ間違いはありません。よほどのことがなければ、テナーサックスやバリトンサックスでなくてもOK。ジャズが中心ということにはなっているけど、好きな音楽を演奏すればOKです。初心者には楽しみやすい楽器になっています。

スポンサーリンク