サックスのリードは日本だけでなく、世界中で販売されています。有名ブランドだけではありません。個性的なブランドもあります。
ブランドによって特徴もあります。ここで紹介するのはアルゼンチン産・フランス産のブランドです。いろいろなリードを試したいという方におすすめです。
南米のゴンザレス
有名ブランド以外にもリード存在します。ここで紹介するのは南米のゴンザレス。個性あふれるリードを作っています。
アルゼンチンのサンノゼに工場があります。そこから40kmほど離れた大規模な農園でケーンが作られています。アンデス山脈に近く、ケーンを栽培するのにとても良い条件がそろっています。
Jazz Local 627
ゴンザレスの中でも新製品です。表現力が豊かでリードがやや厚めに作られています。
RC
レギュラーカットの略でRC。明るいサウンドが特徴で、低音域はクリアです。
CLASSIC
ヨーロッパスタイルにぴったりなのがCLASSIC。ヨーロッパスタイルの需要が高まり、ゴンザレスにもクラシック対応のリードは存在します。
フランス
リードの産地としておなじみなのがフランスです。リードのブランドが圧倒的に多く、伝統的な方針を貫きながら革新的なポリシーもあります。リード作りで最も競争の激しいのがヴァール地方です。
マーカ
フランス南部のヴァール地方で製造されているマーカ。2年物のケーンを伐採し、1年間寝かせます。その直径と厚みによって選別します。
その後、数々の工程を経て製品となります。そのポリシーは、良質なケーンを手に入れることにあります。適度に日光の降り注ぐヴァール地方のケーンは、質が高く圧倒的に名が知られています。フランス政府もお墨付きを与えているレベル。それくらいリード作りに集中して労力を注いでいるのです。
TRADITION
最上質のケーンのみを使用しています。
Superieure
徹底した管理の下でハリのある音色を実現しています。
JAZZ
名前の通りにジャズに対応しているリード。
EX
バランスにすぐれ、オーケストラ・クラシックに対応します。
ルビファーロ
ルビファーロはフランス南部地方ヴァール地方のケーンを使用。この地域は風が強く、ケーンは柔軟性・耐久性が高いのが特徴。
生のケーンは、伐採されて初年度に外気にさらして寝かせることとなります。密閉された暗い空間で寝かせておきます。その次に選別が行われます。これが重要なステップ。楽器に最適な意見を選ばなければいけないのです。リードのデザインと厚みも重視されていて、
ルビファーロは小規模で芸術的な工程が特徴です。
無駄な工程はなく、一つ一つのリードは丁寧にチェックされています。クラシックとジャズ用の2種類のリードがあります。
ピーター・ポンゾール
このブランドもフランスのバル地方の者です。自然農法でケーンを栽培しています。人工的に栽培された形に比べて水分や養分を自然に吸収しています。
野生に近い環境で、人工的なケーンよりもはるかに高いクオリティー誇ります。これがピーター・ポンドールのリードの特徴です。
いくら製造過程がすぐれたものであっても、ケーンの質が悪ければ意味がありません。そして演奏者の感覚によってデザインが行われています。
先端に厚みを持たせること、中央部を薄くすることがこのブランドの特徴。毎日15分くらい使って慣らすと、強度が定着し安定した演奏が楽しめます。
個性を楽しんで
有名ブランドだけでなく、世界には様々なリードブランドがあります。おのおのが厳しい行程を経て丁寧にリードを作っています。
興味のある方は探してみてはいかがでしょうか。ネットで探せばお手軽に購入することが可能。さまざまな個性のリードを試してみるのも楽しいです。
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