サックスと言えば大抵の場合、アルトサックスのことを指しています。しかしサックスはそれだけではありません。いろいろな種類があります。ここで紹介するのはバリトンサックス、テナーサックス、アルトサックスよりも低い音域を担当するサックスです。

興味のある方はいろいろ調べてみると面白いかもしれません。特に、大きめのサックスは音も低く、希少価値が高いです。触れる機会がある人は思い切ってやってみてください。いい経験になることは間違いありません。

バリトン

アルトサックスよりも1オクターブ低いのが特徴。他のサクソフォーンに存在しないローAキーを備えます。 昔の個体にはこの機構がなかったり、軽快な音色を出すために、この機構を省略したりするものも。

アルト・テナーサックスと比べるとネック近くの本体に、折り返しが設けられています。吹奏楽ではサクソフォーン、木管セクションのバス声部を担当。ビッグバンドにおいても低声部を担当。クラシックでは、アンサンブル楽器としての性格が強いです。最近ではバリトンをソロ楽器として演奏するプレーヤーもいます。

ジャズではジェリー・マリガン、ロック・ポップスにおいてはステファン・ドク”・クプカのような著名なバリトンサックス奏者もいます。

バス

実音は記譜より2オクターブと長2度低い。構造はバリトンサックスに似ています。

コントラバス

世界でも数台しかない超珍しいサックス。背の高い人以外は脚立を使って演奏するのが特徴。アンサンブルでたまに用いられるくらいです。

チューバックス

コントラバスが携帯に不便であるため、エッペルスハイム社が管長を折り曲げて作ったサックス。音域はコントラバスと同一。マウスピースはバリトンと同じ物が使用可能。

サブコントラバス

サブコントラバスをもともと存在をしませんでした。1999年にドイツの会社が初めて制作して世界で数本しか作られていません。その大きさは2~3メートルくらいありますバスよりも1オクターブ低いです。このサブコントラバスサックスを縮めたようなものがチューバックスです。

これだけの種類があるサックス。その中でもほとんどお目にかかることのないサックスもあるでしょう。大抵の人はアルトサックスを始めます。そしてサックスといえば、アルトサックスの指しているということもほとんど当然といえること。

アルトサックス以外のサックスを使うのはめったにないことだといえます。アルトサックス以外のサックスは確かにメジャー感もなく、マイナーかもしれません。カッコ悪いと感じてしまう人もいるかもしれませんが、めったに演奏する機会もなく、演奏することができれば、珍しがられてかっこよく見えるのは当然です。

吹奏楽などでアルトサックス以外のものを担当する人もいるかもしれませんが、格好悪いから嫌だと思わないでください。むしろ貴重価値が高く、経験することは少ないですから、いい経験だと思って頑張ってみてください。

管の材質

サックスは一般的には真鍮で作られています。その他には銀や銅が使われることがあります。色については透明や薄い色のラッカーで塗装されていることがほとんど。黒や白、銀、プラチナ、ニッケルでメッキされたものもあります。

基本的には鏡面仕上げ、つや消し仕上げ、ラッカー仕上げなどのバリエーションが存在しています。デザインにまで注目してみてください。

いかがでしたでしょうか。これくらいいろいろなサックスがあるのも驚きですよね。そしてそのデザインも様々です。ただアルトサックスを演奏するだけでなく、いろいろなサックスについて調べたり、デザインについて調べてみるのも楽しいでしょう。

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