サックスの練習をしていたら背中が痛くなってしまった…。
背中が痛いから練習するのがイヤ…。
どんなことにも原因はあります。サックスの演奏で背中が痛くなったというのなら、演奏する方法に問題があるということです。その背中の痛くなる原因を考えてみましょう。
サックス自体は結構重い
アルトサックスの重さはだいたい2~3kgです。標準的な鉄アレイがこの重さです。1日に20分~60分ほど2、3kgの鉄アレイを持って立っていたら疲れますよね。
そんなわけで、ど体に巻き付けて重さを分散するストラップがサックスには付属しています。
このストラップをうまく調節しなければ、サックスの重さが分散されません。ストラップの長さが適切になっているかどうかを試してください。長すぎれば意味がありませんし、ストラップを短くしすぎると姿勢が悪くなることもあります。
適切なストラップの長さは人によっても異なります。ちょうどいい長さを自分なりに調節する必要があります。
猫背になっている
サックスを吹くときに姿勢が悪くなっている人はいませんか。鏡を見ながら演奏すればわかりますが、最も悪いのは前傾姿勢です。顔の部分が前に出て、背中が丸まってしまう形です。
背中の筋肉が不自然に伸ばされることになり、腰に負担がかかってしまいます。演奏するときの姿勢を確認しながら演奏するといいでしょう。
腹式呼吸ができていれば、おへその下のあたりを中心に演奏することになるので、姿勢は自然とした直立になります。しかし腹式呼吸ができていない人がどうなるでしょうか。体の中心がみぞおちの部分になり、胸の中心で呼吸することになるため、腹式呼吸よりも重心が高くなってしまいます。
この場合には必ず、背中が丸まってきます。胸で呼吸するのではなくおなかの下から息を出すイメージを持ちましょう。
サックスも歌を歌うのも同じこと。体の下部の深い部分から息を出すようにすると、自然に姿勢がよくなります。息の出し方が間違っているために姿勢が悪くなっているというのは、なかなか指摘されることはありません。
文化系と捉えない
2~3kgの楽器を持ち上げ続けるのは意外と体力の要るもの。そこで練習をする前や後に軽く柔軟体操をしておくことも必要不可欠。体の血行を良くなるので、背中の血流も良くなります。
人間の体は血行の悪い部分から悪くなると言われています。同じ姿勢で演奏していると血流の悪くなる部分が出てきます。練習が終わった後、柔軟体操など軽く流すことによって、痛みが軽減され回復は早まります。
吹奏楽は文科系だからといって楽器のことばかり考えないこと。体を使って音を出している体育会系なので、体のケアも怠らないようにしましょう。
背中の血行は大切
サックスをやっていて疲れるといった症状が出る人はいます。背中が丸まっていて、猫背になっていることが原因であることが推測されます。背中の血流が悪くなると、疲れを感じやすくなると言われています。
みぞおちの周辺や背骨には人間の健康に影響を与えるツボが集中しているので、血行が悪くなれば全身が悪くなること予想がつきますよね。
サックスの演奏じゃなくても、背中の血流が悪くなることにより、疲れが出やすくなります。背中の筋肉をほぐすことと、猫背にならない演奏方法を身につけましょう。
力を入れないことを感じる
体の一部分に力が入っていると姿勢が悪くなることがあります。頭に血が上っていれば前傾姿勢になります。まずは力を抜いてリラックスすること。力を入れないことを心がけましょう。
サックスの演奏も机に座っているのを全く同じ。力を抜いて息を出すこと。力みが出ると音が悪くなります。力を入れることよりも抜くほうが難しいので、力を入れないでリラックスすることを覚えましょう。力をかければかけるほど、その部分にばかり血液がたまり、体の他の部分も悪くなり、かっこ悪い姿勢、汚い悪い音が出るようになってしまいます。
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