サックスにはいろいろな意味がつきまといますが、音に関する悩みを見てみましょう。音は不自然できれいに出ないのは、どこかに問題があります。
同じ悩みではないかもしれない人も、参考になるかもしれないのでチェックしてみてくださいね。
汚い音になってしまう
バリトンサックスを練習していて、しばらく慣れた後にアルトサックスに転向した。そんな時の悩みもあります。
音が汚くなってしまう
バリトンの時よりも音が入りにくい感じがしてしまう
これは一体どのように解決すればいいのでしょうか。大きな音で綺麗に音が出るようにするには何かのコツがあるのでしょうか。
基本的にはバリトンサックスもアルトサックスも基本的な演奏法は同じですが決定的に違う部分があります。それは楽器の大きさです。
アルトサックスは2~3キロですがバリトンサックスは6~7キロくらいあるのが普通です。そのためバリトンサックスで音を出すためには息の量が必要になります。
バリトンサックスの感覚でアルトサックスを吹くと、息の量が大きくなりすぎます。サックスのが小さいサイズになっているために、大きい時と同じような息の入れ方ではうまくいかないのです。
そこでまずやることは力をセーブすることです。バリトンをやってた人がアルトに転向して息が入りにくいと感じるのは当然です。
息をまとめるイメージ
感覚的なポイントとして息を絞ってまとめることです。バリトンの時のような息の感覚でいると息のまとまりがなくなり、音が汚くなってしまいます。
そしてバリトンサックスを演奏している人は、音をしっかりまとめることを意識しましょう。サイズが大きいからといって息を雑に入れるくせがつくと、アルトで音が出なくなります。
アルトサックスに転向して音が出なくなったのではなく、バリトンで息をしっかりとまとめて入れないために、その弱点がアルトサックスで露呈したものといえるでしょう。
息を絞って丁寧にまとめるくせをつけていれば、バリトンを練習していてもアルトの音もよくなります。もちろんソプラノサックスも同様です。
音が悪くなるのは
サックスを分析すると音が悪くなるのは息を出し方が悪いことに気が付きます。息を吹くときに、のどがちょうどよくリラックスしていること。アンブシュアも適度に力が入っていることが重要です。
どこかに力が無理に入っていると、音がきれいに出なくなるものです。スケールのゆっくりした楽曲で、練習してみるといいでしょう。
のどに力を入れないようにするには意外と難しいです。力を入れることよりも、力を入れないことのほうが難しいからです。
タンギングができない
タンギングがうまくできないっていう人がいます。
いまいちコツがつかめない
どのような感覚でタンギングすればいいのかよくわからない
こんな悩みがあります。
息を入れないで普通のタンギングよりもリードに舌をしっかりつけて弾く感じてタンギングをやります。管の中で響かせて美しい音を出すことも可能です。
高音がでない
アルトサックスの練習で高い音が出せない。
高い音を出すと、細い音が出てしまうという悩みがあります。
どのようにすれば高音をきれいな音で出せるのでしょうか。
どのような状態で音は高く出るのかを考えていましょう。
リードが薄くなっている状態
アンブシュアの力が強すぎる
喉に力が入りすぎている
高い音がきれいに響かないのはこのような条件がそろっていることが考えられます。
アンブシュアが無理に力が入っていると、音がより高音になったり音が乱れやすくなります。喉に力が入っていると、息を入れているわりには音量は小さくなります。
下唇の厚い人には唇を巻きすぎることに注意してください。マウスピースを巻き込む感覚よりも下の歯に軽く乗せるといった感じでいいです。
「オ」を発音するときのような口の形、暖かい空気をやわらかに入れるようなイメージを持ちましょう。自然にリラックスして息がダイレクトに入るようになります。
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