独学でサックスをマスターしようと考えているけど、本当にできるのか。他にやっている人がいるのかな・・・
心配になってしまうのも無理はありません。
「楽器というのは他人に習うものだ」
「先生からレッスンを受けなければいけないんだ」
他人の力を使ってマスターする人が多いので、独学だと不安になってしまうのかもしれません。
でも大丈夫。独学でサックスをマスターした人はいます。心配しないで練習を積み重ねましょう。ただ一つ大変なところは誰からも指示されたり、命令されることがないので、諦めてしまいやすいこと。独学の欠点を克服すれば、サックスをマスターすることはできるのです。
教則本でもわからないことは出てくる
教則本とは言われる教科書のこと。基本的な指の動かし方サックスの構造など基本的なことが書かれています。必要最小限の事項は教則本に記載されてはいます。しかし、説明がシンプルだったり、本を書いている人が当たり前だと思ったりして説明が詳しくない場合もあります。最初のうちは教則本に従っていればいいのかもしれませんが、そのうちわからないことでてきます。
そんなときにはネットで調べることが必要。他人に頼ることができないので自分で調べるくせをつけましょう。他人から教えてもらうことよりも自分で調べること。それでだめなら詳しい人に聞いてみるといったステップを踏みましょう。
練習には意味がある
どんな練習だって意味があります。わけもわからず練習していては、練習になりません。練習が本当の意味まで教則本に記載されていることは少ないでしょう。
まず音を出すことについて。どういう目的で音出しをしますか。ただ音を出せばいいのではありません。目的あります。ウォーミングアップなら激しい運動をする前に軽く体操しますよね。それと全く同じ。ただ音を出せばいいというものではありません。
その際にも音の様子をしっかりと確認する。アンブシュアを確認する。音がしっかり出ているか、確認の目的もあります。
ロングトーンについて
大抵の教則本にはロングトーンの方法が指使いが記載されています。この練習の意味を意識していますか。自由自在にすべてがこなせるようになっているでしょうか。そこまで練習しなければいけないのです。教則本1冊だって本当の意味でマスターするまでにはかなりの練習が必要なのです。そこまでやり込まなければ上達することはありません。
音を集中して聞く
いつも同じ音ばかりになっていませんか。音の出し方にバリエーションをつけられますか。音を集中して聴くことによって変化もつけられます。ただ音を出すだけでも練習方法はさまざまです。
やわらかいリードでも硬いリードでも演奏することができますか。リードを交換したくらいで演奏ができなくなってしまうのはまだまだ練習が足りないということ。硬めのリードでもやわらかめのリードでも、スムーズに演奏するまで練習しましょう。
どの音程でも安定した音が出せるでしょうか。低音域はどうですか。高音域が問題なく出せるでしょうか。人によって高音域が苦手とか、低音域が苦手といった好みもあります。苦手な音域をを集中的に練習して、どんな音でもバランスよく出せるようにしましょう。
ただ練習といっても、目的はいろいろあるのです。目的をしっかり意識しながら使用することが大事です。ただ言われた通りに、形だけやっているというのでは上達しません。
楽器というものは感覚の問題なのです。プロ野球選手はバットを振るだけ。ボールを投げるだけが仕事。しかし同じことを何度も何度も繰り返すことによってその感覚は高まってきます。
サックスの練習も似たような単調な練習しかありません。しかし練習する本人の感覚はどんどん研ぎ澄まされてくるものなのです。その感覚をさらに研ぎ澄ますためにも、一つの練習にどんな目的があるのか、自分には何が足りないのかを考えながら練習を積み重ねる必要があります。これは自分で行えきます。むしろ自分で行わなければ上達することはないでしょう。大変かもしれません。サックスをマスターするためにはある程度の苦労も必要です。
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