演奏したことのある人ならわかることですが、サックスの演奏はとても疲れます。2~3kgの重さのサックスを持ち上げて吹いているのですから。肺活量も必要で顔の筋肉も必要。バテないように演奏したいものですが、ある程度の練習が必要です。どんな練習をすればいいのでしょうか。そして何を目指していったらいいのでしょうか。バテないアルトサックスの練習方法についてみていきます。

筋力が必要

アルトサックスは2~3kgありますので間違いなく体力は必要。バーベルを持ち上げて筋力トレーニングをしろと言っているのではありません。重いものを持っているだけでは意味がないからです。サックスくらいの重さの物を持ち上げつつ演奏し続けなければいけないのが大変なのです。

筋力トレーニングで筋肉をつけるのではなく、普段からアルトサックスの練習を続けることが大切なのです。自然と筋肉もつきます。練習を怠っていればすぐに疲れてしまい、バテてしまいます。練習を毎日しなければ、すぐに筋力が落ちてしまうというわけです。

楽する

筋力を鍛えることも必要かもしれません。しかし、一生懸命頑張って演奏することが長時間続くわけがありません。ムリは続きません。でも、ある程度練習をすれば力の抜き方というものがわかってきます。休むところでは休まなければいけないし、力を入れる必要のないところでは力を抜かなければいけない。

力の抜き方も次第に身についてきます。力の抜き方というものは練習をしなければ身に付きません。やはり経験値が必要ということでしょう。

地道な練習

演奏の際、最小限の力に保ちながら吹くようにしましょう。よけいな力を入れなければ長時間の演奏が可能です。ロングトーンの練習では滑らかに音がコントロールできるようになるまで練習しましょう。オーバーブローしないようにペース配分を意識しましょう。

マウスピースも自分に合っているものを選んでください。いくつか購入して比べてみるのもいいでしょう。演奏する際にはマウスピースをしっかり湿らせてください。演奏効率が高くなり、練習も長く続けられます。

硬いリードよりも、柔らかいリードのほうが練習になります。硬いリードだと演奏が支えられてしまって、実力が身につきません。日頃からやわらかいリードを使って実力を高めましょう。

サックスでは肺活量も必要です。激しいスポーツをする必要はありませんが日頃から体を動かしましょう。スポーツができなければ音楽はできないということです。肺活量も鍛えましょう。

食事の大切さ

毎日一定時間の練習をこなしましょう。疲れたら少し休んでからまた開始してください。体力をつけるためには食事も必要です。栄養たっぷりのご飯を食べてください。スポーツ選手がジャンクフードやコンビニ弁当を食べますか。まともな筋肉もつかないし体力もつきませんよね。

普段からしっかり栄養を取ることが必要です。手づくりの料理。作ってくれる人がいないのなら自分で料理をすること。生成された白米ではなく玄米を食べることなどが大事。野菜中心に食べましょう。

先生の指導を受ける

自分で限界を感じたらプロの先生に教わる必要もあります。自分の力だけで上達しようとはせず先生のアドバイスを受けることも必要です。客観的に欠点を指摘してくれるのでプライドに傷がつくかもしれませんが上達も早まります。指摘をしっかり受け入れて練習しましょう。

文化系にみえるサックス。実態はかなりの重労働。普段から練習をこまめに欠かさず行うことで演奏を続けられる力が身につきます。怠けてしまったら力はつきません。バテない演奏するためには食生活も大事です。普段からしっかり栄養をつけること、独学で限界を感じた場合には、先生に教わってもいいでしょう。一つの方法で演奏がうまくなったり、バテない演奏ができるようになるというものはありません。毎日の練習、生活習慣の積み重ねも大切ということです。

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