リードを取り付けて音を出すのがマウスピースの役割です。そのマウスピースは、購入した時にサックスに付属していることが一般的なのですが、より良い音や吹き心地を求めて、別途購入できます。その際には、マウスピースのブランドを理解することが大切です。
有名なブランドとして挙げられるのメイヤーです。初心者から上級者まであらゆるレベルの演奏者におすすめできる、オールラウンドなマウスピースブランド。伝統があり、このブランドを選んでおけばほぼ間違いがありません。一通りの特徴を確認しておきましょう。
Meyer(メイヤー)
ラバー製のマウスピースとして有名なメイヤー。初心者から上級者まであらゆるサックス奏者に適応するマウスピース。ほぼ定番のブランドといってもいいでしょう。
その歴史はアメリカのニューヨークから始まり、創立100周年を迎え、サックスのマウスピースでは不動の位置を確立しています。
ハードラバー
メイヤーのマウスピースで最も定番でスタンダードなモデルがハードラバーシリーズです。世界中のサックス奏者が信頼を寄せている一品です。
初心者にも対応していてこれを選んでおけば間違いがないと言ったシリーズになっています。なだらかに傾斜していて息が入りやすいので音の立ち上がりが安定しています。
レスポンスがよく、スピード感もあり、タンギングもはっきりしていて、様々な演奏スタイルにオールラウンドに対応しています。
サイズが豊富にそろっているので、他のブランドではしっくり来ない人にも対応できておすすめです。
ハードラバー ニューヨークモデル
メイヤーの100周年を記念して販売されているのがハードラバー ニューヨークモデル。
伝統的なハードラバーシリーズを微妙に変更しているのが特徴。音をコントロールしやすく、表現力を示すのにもぴったり。
初心者から上級者まで、様々なレベルのサックス奏者におすすめできるハードラバーシリーズと同じくスタンダードに使えるモデルです。
リガチャーとキャップが付属しており、シリアルナンバーが刻印され、豪華なイメージになっています。
ハードラバー RCモデル
有名サックス奏者リッチー・コールが愛用していると言われているオールドメイヤーと呼ばれるマウスピースそのモデルを復刻させたのがこのハードラバー RCモデルです。RCはリッチー・コールのイニシャルになっています。
ハードラバー Gモデル
アメリカのジャズ業界で1950年から60年で人気を博した。M.C.グレゴリーのサウンドをイメージして作られたマウスピース。
抵抗感が強く、やわらかい音が特徴です。1950年代から60年代のサウンド感を楽しむにはおすすめです。
伝統的な面やメイヤーのハードラバーシリーズに比べて本体が厚めに作ってあり、音色に温かみがあるのが特徴です。息が入りやすく力強いサウンドが期待できます。
JAZZメタル
パワフルなサウンドが特徴で、息がたっぷり入り、音がコントロールしやすいのが特徴です。
素材はメタルですが音にもやわらかさが加えられ、個性的な音が楽しめます。
しっかり接続
マウスピースにこだわってもリードをしっかり接続しなければいけません。少しのずれでもあれば音がちゃんと出なくなります。リードが全体的に満遍なく振動するようにしてください。
リードの取り付け方が悪いと音が出なくなりサックスの故障と誤解する人もいます。マウスピースの性能を最大限に引き出すためにも取り付けに注意をしてください。
ネットだけで判断しない
メイヤーのマウスピースはサイズも豊富に展開しているので、ネットの写真のみで決めてしまうとイメージと違うものが届くこともあります。画面では、そのマウスピースが大きいのか小さいのかも判断できません。
ショップに行って実際の大きさを確かめてみることも大切です。
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