うちの子が、「サックスを始めたい」と言っているんだけど、どれくらいのサックスを購入すればいいのかよくわからない。

お子さんがいれば、こんな悩みだって出てくるはず。子供・学生向けのサックスの選び方について考察しましょう。

無難なものを選ぶ

子供の吹奏楽ですから。すぐに飽きてしまうかもしれません。あまりにもくせのあるサックスを購入すると、おかしなくせがついてしまうことも。

ということで、定番のメーカーから選ぶのをおすすめします。ヤマハ・ヤナギサワ・セルマーは信頼できるブランド。いつまでたっても伝統のスタンダードといえる部類です。これらのメーカーからサックスを選定するといいでしょう。

YTS-62はヤマハのサックスでもスタンダードなモデルで価格もそこそこです。長い間使うことができます。中学・高校・大学と使い続けても全く問題ありません。

特にヤマハは国産のメーカーで最も無難なサックスブランドと言われています。お子さんの吹奏楽にはぴったりです。

セルマーは高いから無理しない

サックス業界ではセルマーは超一流ブランドで価格も非常に高く100万以上することも珍しくありません。これでは価格が高くサックスに興味のある人も少なくなってしまう・・・ということでセルマーの廉価版があります。セルマーの輸入代行業者が作っているサックスだと10万円~20万円程度で購入可。

どうせ学生の吹奏楽なのですから、それほど高級なものを持たせないほうがいいでしょう。あまりにも高いモデルを若い時から使ってしまうと、それ以下のモデルが見劣りがして使いたくなくなります。一流ブランドの廉価版をねらうのも教育には好ましいでしょう。

高校卒業後にランクアップ

中学生や高校生でサックスに慣れ親しんだあとに、まだ続けたいという人には少し高価なサックスを購入するといいでしょう。ランクを下げてしまうと物足りなくなってしまうので、ランクは上げるべきです。

学生は盗難・破壊に注意

価格の高いモデルは中学・高校を卒業してから購入しても遅くはありません。中学・高校では貴重品は持ち込まないほうが好ましいです。サックスを盗まれても、破壊されても学校は責任を取ってくれません。あまりにも高価なサックスは学校のようなだらしない場所に持ち込まないほうが無難です。

中古品から選ぶことも

中古のサックスを選ぶ方法も考えられます。比較的値段を安く抑えられてはいますがそれでも価格が高いです。セルマーのサックスは中古品といっても50万以上するのも珍しくありません。それくらい長期間使えるモデルということです。

超一流ブランドでなければ中古品だと10万以内で購入できることもあります。状態は少し悪いかもしれませんが、学校の吹奏楽で使う以上それほど高いものでなくてもいいはずです。

あとは自分の力で何とかすること。消耗品を自力でオーバーホールするなど、学生のうちから基本的なサックスの扱い方をマスターさせましょう。お金もかからず勉強になります。

見えを張る必要はない

その人の経済状態にもよりますが、あまりにも高価なサックスを学校に持って行くのは好ましくありません。なぜなら高価なもの盗まれてしまう可能性があるからです。

学生のような初心者の場合には、サックスを諦めてしまうこともあります。先輩後輩の人間関係からけんかになってしまい、サックスを見るのも嫌になってしまうこともあります。サックスが続けられるかわからないので価格の高いモデルは控えるべきです。

学生の吹奏楽でそれほど高い楽器を必要ないでしょう。本格的にやりたいのなら大学に入ってから。信頼できるヤマハのサックスを購入するか、一流メーカーの廉価版・中古品でも問題はないでしょう。

学生の時に吹奏楽を始めたいといっても、一生続くかどうかは別の話。人間関係の悪化からトラウマになって、二度と楽器を見たくないということだってあります。いくら子供がかわいくても、将来まで考えると、高価なサックスに手を出すのはおすすめできません。

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