サックスの練習をしていたらなんだか音がおかしい
ドを出しているのに、違う音が出る
特定の音が小さい
その時にはサックスの故障が疑われます。多少、出る音がおかしくなったからといって、諦めないでくださいね。
普段からのメンテナンスが大切
サックスは、人の手により作られた楽器ですが、生き物に近い部分があります。暖かくなれば体積が大きくなったり、寒くなれば体積は小さくなり、出る音が変化します。特に季節の変わり目になると音がちゃんと出なくなってしまうこともあります。
サックスが販売されているショップではたいていの場合、修理を受け付けてくれます。でも、時間もお金もかかります。修理してもらっているうちは、練習ができなくなってしまいます。
できることなら自分で修理できる部分はしたいもの。他人に頼る前にまず、自分でサックスの点検を行ってください。何でもかんでも人任せにしていると、成長しません。
どうして音が出ないのかを考え、それでもどうしようもなくなった場合には修理を頼りましょう。自分の使っている楽器ぐらい、自分である程度のレベルまで修理できるようにしておきたいものですね。
タンポの張り付き
サックスで音が出なくなる原因としてタンポが詰まっていることがあります。湿度が多い状態でサックスをそのままにしておくと、タンポがサックスに張り付いて穴をふさいでしまいます。無理やりこじあけようとしないで、軽く押しながらゆっくりと力を加えてください。
タンポの部分は湿度が高くなってくると張り付いて穴を塞いでしまうので、普段からしっかりとクリーニングをすることが大切です。クリーニングペーパーで丁寧に、サックスを清掃してください。清掃の際に行うことは水分を取ることです。重症になるとべたべたしたりするので、そのべたつくようパウダーシートで取り除く必要も出てきます。
オクターブをあげるトーンホールは穴が小さく、汚れによって穴をふさいでしまいやすく、普段からしっかりと清掃したい箇所です。オクターブキーを使い高い音を出したいのに、低い音が出てしまうというのはトーンホールがふさがれている可能性が高いです。
サックスの間にホコリが詰まっていることもあります。そのホコリもしっかり取り除いてください。管の内部の掃除もクリーニングペーパーで水分をふき取り、べたつきが強い場合にはパウダーシートを使ってベタつきを取り除くことが定石です。手が入らない部分は棒状になっているトーンホールクリーナーを使って、管の内部にたまったホコリを取り除いてください。
リードの取り付けが悪い
音が出なくなった場合マウスピースとリードの接続が悪くなっていることが考えられます。リードが振動することにより音が生み出されるのですが、リードがちゃんと振動しておらず、音がしっかり出なくなっていることが考えられます。
マウスピースにリードがずれないようにセッティングされているかどうかを確かめてください。少しでもズレがあると音がちゃんと出なくなります。
キーがぐらぐらすることもちゃんと音が出なくなる原因と考えられます。キーに引っかかっているピンがずれていたり、何かの拍子で取れてしまうこともあります。
ピンセットを使ってピンを元の位置に戻すことになりますが、無理に引っ張ると逆に破損してしまうケースもあるので、不安な場合には修理を頼んだほうがいいかもしれません。
修理で知識も身につく
サックスの故障といっても、汚れが原因のことが多いです。普段からの清掃が大切ということで、自分で何とかできる場合には、何とかしましょう。どうしょうもない場合だけ修理を頼むと、コストが安く済むし、サックスの知識も身につきます。
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